自我の改善記録
学術的な裏付けと実践
今回は、私が実践した心の回復方法について記しておきます。完全にわたし個人が実践した結果を残しておきます。
ゆえに、かなり改善が期待できます。
■何をしたのか?...
2024年 7月に口唇期欲求を満たすワーク。自我とリビドーについて知る。
内在化した劣化版の自我を再構築をする。新しくルールを作り、子供OSにインストールし直す。
■どうなったか?...
不安が大幅に減る。他人への攻撃性が減る。完璧主義が減る。自分への攻撃が減る。
罪悪感が減る。精神的な余裕がうまれる
「自我」が分裂している。
愛情の欠落した母親の自我を内在化(コピー)してしまう。自分は愛されていない。ここは危険だ。を内面にコピーして、自我が警戒をしてしまう。
防衛状態に入り、常に恐怖と不安を感じてしまう。(うつ病の原因)
私が実践したのは以下です。
1.自我について知る 2.リビドーについて知る 3.自我の内在化 4.リビドーの希求性 5.ワークをする |
これにより、不安感が大幅に減りました。
ポイントは0歳の時に作ってしまった自我を再構築して、自我による攻撃を辞めさせる事です。
何をしたのか?
自我の修理と許し
口唇期とリビドーについて知り、おっぱいワークをした。(自分が赤ちゃんになって、仮想の母親におっぱいをもらう)
これをする事で、口唇期欲求が満たされていきます。
さらに、自分の「おなか」をさすりながら、「大丈夫だよ」「安心して」と優しい声をかけていきます。
これで、愛着と口唇期の欲求が満たされ「安全基地」が再構築されていきます。
さらに、自我をイメージして、攻撃しなくていいよ。と声かけをしていきます。Pをイメージして、攻撃しなくて大丈夫。というイメージです。
効果...お酒の量が減ります。「超自我」が自分を攻撃しない。
自問説得法...自分にむけて、再教育をする。子供時代に作ったOSを作り変えていきます。
「ありのままでよい」 「無能でよい」 「いまのまま、ここに居てよい」 「あなたは、あなたでよい」 「ここは安全だ」 「自分を攻撃しなくてよい」 「あなたは、あなたのままでよい」 「あなたは、何もわるくない」 |
これをひたすら繰り返して「安全基地」を作り直します。これが自我の分裂と、内在化した劣化版の自我を再構築する事ができます。
口唇期欲求が満たされていないと、自我が分裂してしまう。
口唇期欲求を満たすことで、禁止令が減る。
■リビドーと自我
リピドーの元となる身体の部位は、口・肛門・性器
「口唇期、肛門期、エディプス期(男根期)、潜伏期、性器期』の5段階に分けられます。
この5つの段階により、性格が完成する。
特定の段階が満たされないままに成長すると、その段階への『固着』が起こる。
固着とは、心理性的にその段階に留まること。
一定の時期に体の特定の部位の感覚が敏感になることから、リピドーにも発達段階があると考えられています。
心理性的発達段階が十分に満たされて成長すると、健康的な人格が形成される |
自我とリビドー
■フロイトの構造論
フロイトの構造論では、人間のこころを「イド(id)」「自我(ego)」「超自我(super-ego)」の3領域に分かれていると考えます。
リビドー
リビドー、性欲の元になります。
リビドーは対象を求めています。希求性があります。
「自我」と「超自我」と「リビドー」はセットで覚えておきましょう。
意思決定は、「超自我」と呼ばれる親の教えになります。この「超自我」を正常な状態に戻す事が大事です。
防衛機制とは
「防衛機制」不都合な真実がなかったものだと思い込むことを「否認」。
自分の心を落ち着かせようとするものを「合理化」
アンナ・フロイトとメラニー・クラインが喧嘩。クラインは、「妄想分裂ポジション」と「抑うつポジション」という2つの人間の心の状態。
妄想分裂ポジションは、心を発散する、アウトプットし続ける状態。
フラストレーションが溜まったときに怒ったり、悲しんだり、声にしたり、行動したり、旅行したりというのが妄想分裂ポジション。
抑うつポジションは、「悶え、考え続ける」、この行き来でしかない。
妄想分裂だけだと「学習がなく成長がない」し、抑うつだけだと何か成長するかもしれないけど、「へばっちゃう」バランスが大事。
ラカンは「鏡像段階」という。
■防衛機制について
抑圧...無意識に押し込める
昇華...建設な方向に発散・変換する
投影...相手がイヤな感情を持っていると思い込む
長期間使用すると、よくない。
発達段階ついて
「口唇期、肛門期、エディプス期(男根期)、潜伏期、性器期』の5段階
期日 |
トリガー |
満たされた | 足りない | 行動 |
口唇期 | おっぱい |
おっとり |
依存・多弁 |
過食、飲酒、喫煙 |
肛門期 | トイレ |
自己肯定感 |
ルーズ・几帳面 |
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エディプス期 |
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異性親への歪んだ愛情 |
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潜伏期 |
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性器期 |
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他人の幸福 |
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(1)口唇期(0歳~1歳頃まで)
口や唇の周辺の刺激から快感を得る時期になります。
赤ちゃんは主に「口を通して外界との接触を図る」、いわゆる授乳が代表的な例となります。
授乳という愛情行為を通して性格が形成されると考えられます。
母親との身体的接触が行われ、母親に完全に依存しています。口唇への刺激を繰り替える事、快感をくり返し得る事で、基本的な信頼や安心感を獲得します。
授乳されていない時には、おしゃぶりや自分の指を吸います。
この時期に放置されたのか?たくさん愛されたのか?によって、「基本的信頼」の度合いが変化します。
十分に授乳を与えられるとおっとりとした性格になるといわれ、足りないと何とかして自分の気持ちを満たそうという気持ちが強くなるため、甘えん坊、依存的な性格になるといわれています。
リピドーがこの時期にとどまってしまうと、「過食、飲酒、喫煙」などの口唇の刺激を求め続ける、また、爪を噛むといった癖がみられるようになります。
満たされた...おっとりした性格
足りない...依存的な性格
悪い行動...過食、飲酒、喫煙
何をしたらいいのか?
やらせるorやめさせる
【参照】
(2)肛門期(1歳~3歳頃まで)
肛門に快感を得る時期。
この時期の子供は、敏感になってくる「胃腸や膀胱」のコントロールと向き合います。
おむつが取れるようにトイレの訓練を開始して繰り返すことで、身体的欲求を自分の力でコントロールすることを学び、コントロールに成功することで、達成感や自立した感覚を養うことになります。
この段階が満たされるには、親のトイレ訓練へのかかわり方、しつけが重要。
適切に訓練を行い、成功した子供を褒めてあげることで、子供の自己肯定感や自立心が高まります。
関わり方が不適切だった場合、
許容的過ぎた場合は、お金や時間にルーズな性格、
厳しすぎた場合には、几帳面で頑固、創造性が乏しく秩序に執着する性格になりやすい
多弁もさみしさから。
(3)エディプス期・男根期(5歳~6歳頃まで)
この時期のリビドーの中心は性器で、男らしさ・女らしさを意識。
子供は、男女の違いに気づきはじめ、異性の親を、同性の親から愛情を横取りするライバルだと感じるようになります。
この時期の特徴の一つに「エディプス・コンプレックス」があります。
「エディプス・コンプレックス」とは、人生最初の異性を男児も女児も親に求めるようになり、女児は父親に、男児は母親に愛情を持つようになりますが、その際に同性の親をライバル視することをいいます。
フロイトは男児の場合も女児の場合も「エディプス・コンプレックス」と呼んでいましたが、弟子のカール・ユングは女児のケースでは「エレクトラコンプレックス」という用語で呼んでいました。
この時期に、「男とは、または女とはこうあるべきだ」という扱いを受けると、それ以降の男らしさ、女らしさの意識に影響するといわれています。
あまりに固着すると異性の親への歪んだ愛情を持つようになり、同性の親への根拠のない憎しみを持ったままになってしまいます。
(4)潜伏期(6歳頃~思春期まで)
この時期はリピドーが弱まり、特に関心を持たない時期になります。
この時期の子供は学校に通い始め、社会のルールや知識の獲得、友人関係の構築、趣味や興味、関心のあることに力を注ぎながら社会性を身につけていきます。
自らの欲求を抑圧して、コミュニケショーンや社会的なスキルの能力を獲得することが課題となり、訓練を積んでいくことになります。
自我と超自我が発達、確立する時期ということになります。
訓練が不十分だと青年期以降に非常識な行動をとるという可能性があります。
(5)性器期(思春期以降)
リピドーは性器、性欲に向けられ、性的衝動が強くなり、成熟する時期になります。
心理的に自立する時期で、これまで自分に向けられていた欲動が、異性に対する性的関心を持つようになります。
自分の事だけではなく、他人の幸福にも関心を持つようになります。
これまでの各段階で発達してきたリピドーが統一され、それが問題なく健全なものであれば、バランスのとれた暖かり思いやりのある人格が表面化してくるとされています。
超自我
「取り込まれた道義的禁止の総体。…子どもが理想化された両親あるいはその代理者に同一化した結果生じるとされる。
権威と同義的な検閲の機能を行使し、自我がある本能的な欲求に抗するよう義務付け、そうしないと苦痛な感情、とりわけ罪責感が生じる」(「ラルース臨床心理学事典」「超自我」の項(252頁)
はじめは両親の内在化として出発する「超自我」。さらに、他人の自我を取り入れて、発展していく。
自分を責めているのは、もう一人の自分=自我
【参照】
内在化
他者の心の一部を自分の心に取り込むような働き
内在化、内面化とも呼ばれ、自分の心の中(パーソナリティ)に他者や社会の規準や価値などを取り入れて自分のものにするプロセスのことを指します。
親の価値観や考え方が子供に影響するのもこの内在化によるものです。
「礼節が人をつくる」
【参照】
前向きに行動するには?
【心理的課題の解決策】
・口唇期欲求について知る ・自我とリビドーについて知る ・口唇期ワークをする ・無条件の愛を自分に送る ・神経を調節する ・認知を変換する ・すべき をやめる ・無意識に、認められなかった事への怒りがたまっている ・自分の人生は不幸だったと認める ・万能感を手放す ・成長ホルモンについて学ぶ ・悲しみと憎しみ、怒りがたまっている事を認める ・怒りを開放した後、悲しみを開放する ・幼少期に戻り、自分で選ぶワークをする ・マザリングをする(自己信頼の回復) ・自分で決めて、仮想の母にほめてもらう |
まとめ
まずは、親に対する怒りのせいで、不安になってしまった事を知りましょう。
幼少期に戻り、親の決めつけにたいして、こう言ってやりましょう。
「わたしは、そういった人間ではありません」と
承認を求めず自分で決めることで、不安に、自分で立ち向かいましょう。次に、理想の親を心の中で作り出し、褒めてもらいましょう。
あなたは、親の承認を求めているだけです。ただそれだけです。難しくありません。簡単に治療はできます。
フリーズしてしまった神経回路はつなぎなおす必要があります。
地道な認知の改善を続けていくのが、地味ですが効果があります。何十年と散り積もった考えを変えるには、時間がかかります。
しかし、根気強く、治療を続けていきましょう。
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