課題と問題点
ランチェスター法則とはなんですか?
業種: 英会話教室 旅行業
課題と問題点
戦争に勝つための、最強の戦略!
ランチェスター法則。あまり聞きなれない法則かもしれませんが、1代で大きな会社を作った人は、例外なくこの法則を利用してきた人々です。
HIS、ソフトバンク、ユニクロなど、1代で大手になった会社は、すべてランチェスター法則を利用しています。
- 勝ちたいなら、まずランチェスターを学ぼう
- 弱者は1点に集中させる
- 圧倒的な数でねじふせる
ランチェスター法則は第2次世界大戦の時に発見された、戦争に勝つ方法です。
なんと100年以上前に発見されました。
ランチェスター法則とは?
ランチェスター法則は戦争に勝つために作られた法則ですが、商売にも役に立ちます。
市場をいかに取っていくか?について勉強するときに、ランチェスター法則が大いに役に立ってくれます。
牧宏典
ランチェスター法則といえば、日本では「竹田陽一」先生が有名です。そんなランチェスター法則ですが、2つの法則があります。
ランチェスター第1法則「一騎打ちの法則」
人数が多いほうが圧倒的に有利
ランチェスター法則とは、「フレデリック・ランチェスター」という人物が発見した法則です。
「フレデリック・ランチェスター」は戦争でどちらが勝つのか?
何が勝因になっているのか?
を詳細に研究しました。
研究を続けていくうちに、商売も戦争も同じ法則が働くことをランチェスターは見つけます。
商売は外交があり、闇討ちあり、殴り合いの血みどろの戦争に似ている部分が多くあります。
だからこそ、ランチェスターの法則がかなり有効にききます。
人数が多い方が勝つ
ランチェスターの法則は、戦いにおいて、人数が多いほうが圧倒的に有利であり、必ず勝つ!!というシンプルな法則です。
言われてみると、そうか!!
と思いますがきちんとした理屈があります。
下の写真を見てください。
少ないと不利
人数が少ない場合かつ、武器の質が両陣営ともに同じ場合、人数が少ないほうが、圧倒的にフリです。これで勝つのは、映画の世界だけです。
ふつうは、人数が多いほうが勝ちます。
上の図だと、一人で戦うと、弾丸の数が多すぎて標的になりやすく、死ぬ確率が上がってしまいます。
逆に、人数が多いほうは、狙われる確率が少ないため、生き残る確率も高くなります。
つまり、
戦闘力=武器効率(質)×兵力数(量)
となるわけです。
ランチェスター第一法則では、戦闘力は「質×量」となります。武器の性能がが同じならば、人数が多いほうが勝ちです。
必ず勝ちます。
かなり当たり前のようですが、とても大切です。人数が少ない場合、山道などで待ち伏せして、1対1で戦うと有利になります。
ランチェスター第2法則 「集中の法則」
一人で戦うのがなぜ不利なのか?
ランチェスター第2法則は「集中効果の法則」 「二乗の法則」などと呼ばれます。
ちょっと見ただけでも、圧倒的に右側の陣営がフリに見えませんか?
戦闘力=武器効率×兵力数2(二乗)
となります。
集団が集団を狙い撃つ状態。同じ性能の銃を持って、お互いを狙った場合
一回の攻撃でで3人のグループは3発の弾丸を発し、1人のグループは1発の弾丸を発射します。
つまり、時間が長引けば、長引くほど人数が少ないほうが、不利になります。
織田信長が長篠の戦いで勝ったのは、武器の性能が良くさらに、人数が多いからです。
「長篠の戦いは」武田信玄(1万五千人)が昔ながらの騎馬隊で戦うのに対して
織田信長(3万八千人)は近代兵器である銃を使いました。
一気に総崩れしたのは、武田信玄です。
武田信玄は武器の性能でも負け、人数でも負けてしまいました。唯一勝っていたのは「勇猛心」ですが、戦争では「心」や「気迫」だけでは圧倒的に不利です。
織田信長は奇襲などを用いて勝っているイメージがありますが
ランチェスターの法則通りに、人数や武器の性能という方程式通りの勝ちを積み上げ、戦国武将となっています。
ちなみにですが、武器の性能が同じで、人数が同じ場合、「気迫」や「団結力」「運」の勝負になります。
戦国武将などは、最初から「運」を頼っているわけではありません。
緻密な計算に基づいて、勝負をしているわけです。
兵力が少ない場合は、一点集中すること。人数が多い場合は圧倒的に勝てる武器の性能が同じ場合、人数が多いと2乗差で圧勝できる |
商売に応用するには??
シェアを高めるには?
商売はシェアの取り合い、シェアの奪い合いです。
同じ商品やサービスで戦っている場合、一定地域で大きくシェアを取ると、商売が一気に楽になります。
お店をやっている場合、まず、地域で1番店になることが大事です。
2番ではダメです、1番です。
しかし、なぜ一番になる必要があるのでしょうか?
まず、下の写真を見てください。
わかりましたか?
答えは、「北岳」と言います。
では第2問目です。下の写真を見てください。
分かったと思います。
むしろ「ふざけるな!知っていて当たり前だよ」と思ったはずです。日本人なら、だれでも知っていて当然かもしれませんが
答えは「富士山」です。
何が言いたいのか?というと。
さきほどの北岳ですが、日本で2番目に高い山です。 山梨県にあり、 高さは3,193mもあります。
ちなみに、富士山ですが、 高さが3,776m
その差は、わずか600m程度です。
しかし、ほとんどの人は、富士山しか知らないはずです。北岳を知っている人は登山家ぐらいです。
つまり、1番にならないと、あまり商品やサービスを意識している人以外のお客様には
覚えてもらえない・・・
知らない人やサービスにあまり詳しくない人に売るには、「富士山」であった方がいい。
その分野で小さく1番になっておくのが、とてもよい方法です
人間は1番しか覚えない 2番になると、覚えてもらえない・・・ 小さく1番をとる |
商売で応用すると、簡単です。
つまり、小さい商圏の中で一番を取ると、一気に有利になる!!
という事です。
勝てる場所に出店する
戦略を考えるときは、まず商圏を絞り込みます。しぼって、しぼって、しぼりこむと、とても良いです。
飲食店でも、クリニックでも大事なのは、自分が圧倒的に勝てそうな場所に出店することです。
強い競合他社がいるところは避けた方がよいです・・・
つまり、繁華街に出す!!なんてことをすると、多くの場合失敗してしまいます・・・
なぜなら、家賃が高く、競合が多いので、お客様がつくまでに赤字になるからです・・・
逆に、競合が少ない場所でオープンすると、圧倒的に有利になります。なぜなら、競合いないからです。
顧客には、仕方なく利用する人が大勢います。
しかたなくです(笑
しかし、最初は仕方なく利用した人が、気に入って、毎回通ってくれるようになれば、その店は安定的に利益が出ます。
競合も少ないので、売り上げがドンドン上がっていきます!!
すると、経営体力(お金、キャッシュフロー)が安定するので、経営が楽になるのです。
1番になれる場所で戦う競合他社が強い地域には、絶対に出店しない!!1番をとると、一気に顧客が増える |
プラスワークでは、サービスの質を落とさないため、契約は毎月5組までとさせていただいております。
ご連絡、ご相談などございましたら、今すぐご連絡くださいませ。
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