内臓と神経の関係
内臓と神経の関係
内臓に恐怖がたまる。ポリヴィーガル理論を学んで、神経を正常に戻し、対人恐怖を治療しましょう。
内臓を治療する＝神経が調節できる＝考え方が変わる＝反応が変わる＝性格が変わる 心の傷＝発達性トラウマ |
お腹がチクチクして、不安な感情になるのは、体にトラウマがたまっている可能性があるからです。
このトラウマを知り、解決するには、神経について知っておく必要があります。
まず、神経は2種類があります。
「交感神経」と「副交感神経」 |
です。
人間の情緒や情緒の反応には、この神経が重要な役割をはたしています。
ポリヴィーガル理論
神経のオーケストラ
心と体の研究の中で、大きな注目を集めている理論が、米イリノイ大学の神経科学博士ステファン・ポージェス博士が提唱した、ポリヴェーガル理論です。
ポージェス博士が初めてポリヴェーガル理論を発表したのは1995年です。
この理論で大事なのが
1.腹側（ふくそく）迷走神経 2.背側（はいそく）迷走神経 |
の理解についてです。
腹側（ふくそく）迷走神経とは？
人間が進化してできた、新しい神経。健全な人間関係を構築する能力の源。
不安なのは、この部分が発達していないから。
ここが成長してないと
・自信が持てない ・人と協力ができない ・常に不安 ・健康が損なわれる |
という事になります。
オーケストラの役割
迷走神経は、神経を調節する大事な機能です。つまり、感情をコントロールする大事な機能です。
安全基地、安心基地などの形成にも関わっている。大事な神経。
ここを発達させることで、神経症、うつ病の治療などができる。
「快」の感覚を調節できる 神経症の治療ができる |
発達性トラウマを治療するのに、この概念を知っておく必要がある
迷走神経には次の2種類があります。
①有髄性の迷走神経：主に横隔膜より上の臓器の制御 ②無髄性の迷走神経：主に横隔膜より下の臓器の制御 |
さらにトラウマについて知っておきましょう。
トラウマとは
トラウマは、通常の感情がうまく脳に保存できず、内臓や脳に凍結して残ってしまう症状のことです。
このトラウマが「凍りつき」を起こしている可能性があります。
この「凍りつき」が起きてしまうと、内臓の機能に異常がおこり続け、ホルモンバランスが崩れてしまいます。
うまく、ストレスを処理する事ができなくなる可能性があります。
人といると、緊張してしまう、発汗がある、不安になる。
などによる、お腹がチクチク痛む症状は、この感情の処理がうまくできていない可能性があります。
トラウマは、感情が「凍りつき」神経に異常をきたす 内臓の機能などが異常になる 感情の起伏などがおかしくなる ムダに人におびえる 敵対関係になってしまう |
【迷走神経は何ができるのか？】
表情筋、声帯、喉の筋肉、耳、内臓などにつながっており、自分と他人の顔の表情、声のトーン、腹感覚を感受し、情報を脳に伝えます。
つまり、他人とのコミュニケーションの基本となる神経です。
腹側迷走神経は、人間関係や社会関係を司る神経ということで、教授は社会交流神経系（Social Engagement Neuro Platform）と名づけました。
背側（はいそく）迷走神経とは？
進化の初期段階に発達した神経と言われています。
「闘争か逃走か（交感神経）」の緊張をはるかに通り越し、「死」という究極の恐怖に直面した時に発動する神経のこと。
完全に「機能停止状態」になり気を失ったり、または動けなくなってしまう状態をもたらします。
死んだふりをすることで、相手が「腐ってるかもしれないから、食べるのよしとこ。」
と思うことを誘発しようとします。
生物の中には、時には死んだふりに加えて腐った匂いを発する生き物までいる。
行動をストップしてしまう 死んだふりをするのは、この神経 強制停止してしまう |
シャットダウンとは？
ポリヴェーガル理論では、生命が脅かされた時には、
2つ目の別の防御システムが発動すると考えます。
それは
「不動」「シャットダウン」「解離」 |
という反応です。
防衛反応としてシャットダウンがあります。
適応的機能の一つで、これが起きると痛みの「閾値」が上がります。＝痛みにつよくなります。
この反応があるおかげで、恐ろしい虐待にさらされたとき、苦しみを感じなくなるという方法で
生き残ることができます。
しかしこの生き残り戦術には、代償が伴います。
哺乳類は、「安全である」と感じたときの社会交流システムと、交感神経系の活性化による可動化の間をすばやく行き来できるように進化しました。
シャットダウンと可動化の間や、シャットダウンと社会的交流の間をうまく「行き来できるような能力」を持つようには進化しませんでした。
防衛反応として「不動化」を引き起こす神経回路を使うのはよいのですが神経系には、「不動状態」からうまく抜け出す経路がないのです。
多くの人が、「この不動状態」から抜け出せないためにセラピーに通っています。
（p.95〜p.96から引用）」
不動状態から抜け出せる方法を見つけよう 「安全である」と感じられると、幸せになる能力が飛躍的に高まる |
【治療】
「安全である」と自分に教える
反応のパターンを変える
どのように反応してしまったのか？を知る
【原因】
赤ちゃんのとき、愛されていなかった
親の暴力などの危機に、「生命の危機」スイッチを押した可能性がある。
【結論】
内臓にトラウマ＝過敏反応をするプログラムを保存している
ワークして治療をする
トラウマ治療を行うには？
トラウマ治療を行う場合、
「どのようなトラウマ的な出来事が起きたか」は問題ではありません。
もっと大事なのは、
「どのように反応したのか」 |
を理解することです。
自分に危険（親の暴力）が迫ったときに、神経のどのスイッチを使って、防衛したのか？
「安全」 「危険」 「生命の危機」 |
どの神経回路のスイッチをいれたのか？
ニューロセプション
ニューロセプションとは
危険がせまったときに、どのスイッチを入れたのか？
スイッチを入れるきっかけを「合図」と呼びます。
「合図」をもとに、ふさわしい神経回路にスイッチをいれ、 適応した自律神経系の状態をもたらすことを 「ニューロセプション」といいます。
このニューロセプションは、意識しない反射です。
トラウマを受けた人は、反射的に似た状態でフラッシュバックして、停止してしまいます。
これは、「ニューロセプション」が関係している可能性があります。
さらにこの、停止回路は抜け出す経路がないようです・・・
つまり、ほおっておくといつまでも改善しない・・・という事です。
常に人前で、緊張してしまう・・・
どうしても苦手意識がある・・・などは、このような原因があるようですね。
【参照】
前向きに行動するには？
【心理的課題の解決策】
|
・無条件の愛を自分に送る ・神経を調節する ・自分で感じる ・自分で考える ・自分で行動する ・認知を変換する ・すべき をやめる ・無意識に、認められなかった事への怒りがたまっている ・自分の人生は不幸だったと認める ・母親に認められたいをやめる ・母親に愛されたいをやめる ・万能感を手放す ・成長ホルモンについて学ぶ ・悲しみと憎しみ、怒りがたまっている事を認める ・怒りを開放した後、悲しみを開放する ・幼少期に戻り、自分で選ぶワークをする ・マザリングをする（自己信頼の回復） ・自分で決めて、仮想の母にほめてもらう |
まとめ
まずは、親に対する怒りのせいで、不安になってしまった事を知りましょう。
幼少期に戻り、親の決めつけにたいして、こう言ってやりましょう。
「わたしは、そういった人間ではありません」と
承認を求めず自分で決めることで、不安に、自分で立ち向かいましょう。次に、理想の親を心の中で作り出し、褒めてもらいましょう。
あなたは、親の承認を求めているだけです。ただそれだけです。難しくありません。簡単に治療はできます。
フリーズしてしまった神経回路はつなぎなおす必要があります。
地道な認知の改善を続けていくのが、地味ですが効果があります。何十年と散り積もった考えを変えるには、時間がかかります。
しかし、根気強く、治療を続けていきましょう。
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スキーマ療法などは、自分ひとりでは解決できません。みんなで安心基地を作り、学び、支援する会です。物心ともに豊かになる事を目指しています。
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【症状で探す】 メンタルブロックが外れない 燃え尽きてしまう 褒められたい、チヤホヤされたい 新しい目標が見つからない
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プラスワークでは、仕事でさらなる結果を出すため、「性格・情緒改善」をおすすめしています。
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