課題と問題点
すぐに売上げを上げる方法はありませんか?
業種:スタートアップ
今回は、スタートしたばかりの企業が売上を上げる方法について、私が体験したことを書いていきます。Jカーブの法則通りになる事を事例として紹介します。
【結論】
・はじめは売れない ・一気に浮上するポイントがある ・とにかく続ける |
CONTENTS / 目次 |
牧宏典
努力するほど落ちるJカーブの法則
スタートからいきなり下降してしまうが
仕事も、スポーツも何かをはじめたときに最初に思うのが、「思ったようにうまくいかないな・・・」ということです。
多くのスタートアップでは、「よし、起業するぞ!!」といって、鼻息荒く事業をはじめたはいいが・・・
いきなりマイナス・・・
毎月、赤字が・・・
どうしようもない・・・
という方が多いかと思います・・・
実は、これにはある法則が働いているからで、決して、計画不足だったわけではありません。
牧宏典
わたしも最初は、いきなりマイナスになりました^^;
みなさん、同じのようです
売れない原因とは
売れない理由は、本当に知名度?
事業を実際にやったことがない人は、事業計画書をつくる時に、マイナスの時期を考慮に入れない事が多く、直線に売り上げがアップするはず!!
と思ってしまいます。
しかし、直線で売り上げが上がる事は、めったにありません。
力を貯めるには、多くの時間と力が必要です。ジャンプするときは、かならずしゃがむはずです。
この、しゃがむのが、マイナスの期間です。
しゃがむときに力を貯める事で、ジャンプができます。人間も事業も同じです。
事業は、実際にやってみる事が、何よりも大事です。
だいたいにおいて、本に書いてある通りにはなりません^^;
最初は「信用」や「知名度」 が全くないので、商品やサービスが売れません。
まぁ、冷静に考えると、当たり前なのですが。
・マイナス時期から始まる ・計画通りにいかない ・直線に売上げは上がらない |
誰から買うか?
知っている人(会社)から買う
人には心理的な特徴と、行動パターンがあります。
商品を買う場合、自分が知っている人、自分が知っている会社、みんなが買っている会社から物を買う傾向があります。
信用力がある会社、騙される確率が低い会社から買う行為とも言えます。
買った後に、「騙された...」とならないためには、「知っている会社から買う」事が何よりも大事!!というのが人の行動心理です。
「伊勢丹」で売っているものなら、「なんだか安心」
パナソニックの製品なら、なんとくな「安心」
日本人は、定番と安心が大好きです^^;まぁ、当たり前ですが...
定番には、信用力という、強力な販売力があるのです。逆に、中小企業の場合や、起業したての場合はこの、「信用力」がありません。
だから、「売れない」という状態になります。
同じ値段で売っている物があれば、知っている定番商品を選びます。
つまり、日本で商売をする場合、差別化をしないと売れないという事が分かります。
ロゴやブランディングが大事なのは、日本人の性質だからとも言えます。
お味噌も、しょうゆも、馴染みのものを買っているはずです。新しく出た商品を買う人は、好奇心がある一部の女性だけです。
さらに、コーヒーショップだって、ハンバーガー屋だって、知っている会社を無意識に選んでいます。
・ブランディングが大事 ・定番品を選ぶ ・知っているものを買う |
耐える事が大事
努力だけではダメな理由とは?
努力すればうまくいく!!という言葉がありますが、これは半分正解であり、不正解でもあると言えます。
努力は大事なのですが、正しい努力をする事と、「ため」をつくる時期が大切です。
この、「ため」が成功するためには絶対的に必要になります。
事業やスポーツでも、努力をすればするほど、行動をしているのに、下がっていく時期が必ずあります。
この時期を耐えらえるか?が事業において大事と言えます。
事業計画を作る場合は、必ず、下げる時期を作っておきましょう。
投資が大事な理由とは?
投資の時期が必要
やればやるほど、結果が出ない時期が、必ずあります。営業をしていても、好調だったのに、いきなり「売れなくなる・・・」という時期があると思います。
不思議なことに、努力して、まじめにやればやるほど、精神的にも、肉体的にも、なぜか金銭的にも下がってしまう時期が必ずあります・・・
これは、
「投資時期」というものです。
成功者の本などを読むと、苦労した部分がさらりと書いてあります。なだか自分にもできそうだ!!と思うのですが、ここが危険です。
そもそも、成功して本を出す人など、1万人いたら1人くらいの確立です。
そんな人の話は、そもそも再現性がありません・・・
普通の人が起業をすれば、必ず失敗をします。なぜなら、失敗した経験が圧倒的に足りないからです。実は、失敗(経験)を積み上げる事で、成功にぐっと近づきます。
牧宏典
誰がやっても、一定の再現性があること
本を書くような人は、最初から、普通ではありません^^;
致命的にならない限り、「失敗」は何度でもOKです。
むしろ一回で成功する。なんて、思わない方がいいのです
失敗から軌道を修正することで、事業は成功に近づくことができます。
実は、新規事業をすると、かならずマイナスになる時期があります。
人によっては、この時期が長く、3年以上続く人もいます。
この時期をいかに短くするか?が事業では大事になります。個人事業をスタートした人などは、この事を考慮しておきましょう。
・はじめから成功はない。マイナスは当たり前。 ・投資をする時期が必要 ・失敗から素早く軌道を修整していく |
時期による対策とは?
スタートは特に注意が必要
潜行期と呼ばれる時期があります。これは、スタート当初です。
人間、どんなに考えてもダメな場合は、まずスタートするのが正解です。なぜなら、どうなるか?なんて誰にも分らないからです。
この時期は、事業について「何が成功のポイントなのか? まだわかっていません」ので、いきなりマイナス方向に進んでいきます。
技術的なトラブルが起きたいり、いきなり取引先が消滅したりと、トラブルが多発していく時期です。
これは、ボトム期まで続いていきます。
例えば、アマゾンの事例で考えてみましょう。アマゾンはいま、空から配達をしようとしています。
映像をみてみましょう。これからの時代は「空」から配達になる可能性があります。
日本では法整備が遅く、実現していませんが、今後、必ず空から荷物が届く時代になります。
伸びている事業は、いちはやく新規事業に取り組んでいます。
これは、利益は産んでいません。
会社は「健全な赤字」部門を生み出し、イノベーションとテクノロジーに投資していく必要があります。
これが成長戦略なるからです。20年後の社会は、ロボットが荷物を運び、人間が受け取る。
荷物は空から運ばれてくるようになるのです。
ならないかもしれませんが、そこは投資して、いち早く先行投資をするわけです。
健全な赤字部門をつくる投資する時期は赤字になるよい赤字だと割り切る |
浮上したら何をしたら?
浮上する時期は何をするか?
下降時期、ボトム時期をへて、いよいよ回収する時期になります。少しづつ、売れるようになってきます。お問い合わせも増えだします。
後追いをしてくる会社がありますが、先に投資をしていた会社には、まず追いつけません。
コツコツやってきた対策が、功を奏します。
先行投資をしていない会社は、技術、人材、生産、のノウハウがないので追いつくまでに時間がかかります。
先に投資をしていた会社は、先行者利益が出るので、どんどん稼いでいきましょう。
会社が新規の投資を進めているのは、このためです。
次々に新しい事をやり、事業を変化させていきましょう。基本は、壁を高くしていく事です。参入の障壁をどんどん高くしていきましょう。 参入者があきらめるくらいがベストです。
ビジネスでは、現状維持は即、衰退につながって行きます。変化だけが生き残る唯一の方法です。
浮上するまで投資を続ける変化する事で事業を伸ばす現状維持は衰退につながってしまう |
浮上時期には、あまり利益はでませんが、ここから徐々にドライブがかかってきます。
アマゾンの倉庫、物流センターです。
無数のロボが仕分けを手伝っています。運ぶのも機械です。
単純労働の仕事はどんどん機械に置き換わっていきます。
今後、人間は企画やクリエイティブな発想をする必要があります。なぜなら人口知能と機械が混ざったら、人の仕事はどんどん減るからです。
単純な仕事をする人は、これから減っていきます。
研究者であり、起業家でもある落合陽一さんはこれからの時代は、「アート」と「テクノロジー」の融合だ。と言っています。
出典:HIP
人間ができることは、機械にどんどん置き換わる時代です。人間は人間にしかできない仕事をすべきだと言っています。
例えば、アマゾンが無人のコンビニを作るなら、「サービス」で差別化したコンビニを作ればいいのです。
心が温まるような接客をするコンビニ。
いつでも帰って来たくなるコンビニを作れば、必ずヒットします。
ちょっとカワイイ店員さんいる!!というのもアリです。新橋でやれば、疲れたサラリーマンが癒しを求めてお店にきます。
サービスは人間がやった方がいいものもあれば、機械の方がいいものもあります。
たとえば、自分がオムツをするようになったとしましょう、機械に取り換えをやってほしいか?
人にやってほしいか?
を考えれば、すんなりと機械を受け入れられると思います。
事業に投資は不可欠であり、どこに投資をするのか?によって企業の運命は決まっていきます。
経営者は10年20年先のサービスを考え、逆算して物事を考えるクセをつけていきましょう。
- 最初からうまくいかない
- 下降する時期を、戦略に入れておく
- 失敗の想定をたくさんしておく
※ボタンをタップして友達追加してください
友達に相談するように、お気軽に相談内容をお送りくださいませ。
無料で相談!お気軽にご相談くださいませ!
牧宏典
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
しなくても良いですが、メルマガ登録してください。いや、してください。
この記事を読んだ人におすすめ
マーケティングやSEO対策に役立つおすすめ記事です。お時間ありましたらぜひ読んでみてください。
キャンプ場の新しい挑戦
最新キャンプ場は「こんな事」をしている
マーケティングの最新事例について
やる気が出ない時はどうする?
やる気が出ないときは、やる気マンマンの社長の話を聞いて
「よし自分も頑張ろう!!」と思うのが一番です。
4P分析とは?
市場を分析するときにどのような方法があるのか?
マーケティングの基本中の基本です。
4P分析は商品やサービスを作るとき、とても役に立ちます。
小さい会社の最強マーケティング
小さい会社が知って起きたいマーケティングの基本について。
小さい企業だからできる、知っていると役に立つ売り方
売るときの考え方をご紹介いたします
失敗してしまうベンチマークはワケがある
小さい会社が生き残っていくには、他社を分析することが
とても大事です。マーケティングにはベンチマークという
方法があります。
事業計画を作りたい
事業計画を作るときにぜひ使いたいのがPPM分析です
自社のシェアや、今後どこに向かったらいいのか?
について分析ができます
圧倒的に勝つために必ず知っておきたい戦略とは?
もっと知ってほしい、きちんと利益を出したい。と思った場合なによりも大事なのが
市場での戦略です。お客様は自分が思っている以上に
自社に対して興味がありません・・・
検索順位が一気に圏外に!!
ペナルティ-の警告が出ていないのに、順位が一気に圏外になってしまった!!
なぜ特定のキーワードが圏外になってしまったのか?
その原因と対策の方法について
・ 4P分析とは |
こちらも参照してください
・【基本】マーケティングとは?
・【HP】売れるホームページを作るには?
・【手法】ランチェスター法則とは?