罪悪感とは何か？
罪悪感によって
罪悪感＝存在してはいけない。自分が存在する事に葛藤してしまう。言葉の通り、罪の意識、悪いという意識をもってしまう病気です。
過保護な親、神経症的な親に育てられると、「罪悪感」をもってしまいます。罪悪感を持つと、自動的に自分を責めるようになり、とにかく生きている実感がなくなります。
罪悪感を持っていると、「わたしは不幸でなければいけない・・・」「幸せになれるはずがない」という考えになって、常に苦しむことになります。罪悪感がひどすぎると、境界性パーソナリティー障害になります。
罪悪感をやめて、人と「愛」でつながると、克服ができる
罪悪感があると
境界性パーソナリティー障害 母（父）が不幸なのは、自分のせいだ・・・と思ってしまう 自分の幸せを追求できなくなる |
罪悪感とは
罪悪感（ざいあくかん）（guilt）とは、罪をおかした、悪いことをした、と思う気持ちのこと。
自分の行動や「存在」に対して、罪がある。 悪いことをした（している）と感じる気持ち・感情のこと。
自らが持つ規範意識（正しいと認識されるルール）に反していると感じる所から罪悪感は生まれる。 自分であってはいけない・・・という思いから生まれる |
つまり、ルールをやぶってしまった・・・
と感じるので、行動が停止してしまいます。せっかく上手く行っているのに、行動が止まってしまうのは、そのためです。罪悪感を持っていると、無意識に、行動にブレーキがかかってしまいます・・・
成功を止めてしまうのも、幸せから遠ざかってしまうのも、この罪悪感があるからです。
■解決策
この罪悪感は、わたしのモノではない。 |
罪悪感とは何か？
自分は自分であってはいけない・・・ 私は、ここに居てはいけない・・・ お金を稼いではいけない 私は幸せになってはいけない・・・ 人生はつらい、楽しんではいけない・・・ 自分だけ幸せになってはいけない・・・ 自立してはいけない・・・ 楽をしてはいけない・・・ |
自分は罪を犯している、
男性の場合は、母親がもっている罪悪感を引き継いでしまいます。 母親に精神的に同化しやすい。という事です。
さらに、ミラーニューロンというものがあります。
脳は近くにいる人の神経回路をまねてしまいます。つまり、不安症の人に囲まれていると、自分も不安症になってしまいます・・・
「環境が人をつくる」 と言われているのは、良い人の周りには、良い人が集まっているからです。
男性は、母親と精神的に「分離」する必要があります。
境界性パーソナリティー障害、強迫性障害の人は、親の愛情を求めるのをやめることで、大きく改善することができます。
精神的な自立をすることで、認知を自由に変える事ができます。
罪悪感の原因とは？
親によるプログラミング
健全な家族で育った場合、罪悪感を持つのではなく、対処方法をしっかりと身に着ける事ができます。
安心基地、安全基地がなく育った場合、愛着障害を引きこおこします。
うちはお金がない お金で苦労した うちは貧乏だから |
などと口癖のように言われて育ちました。
すると、
わたしがいるから、お金がない・・・ わたしが悪いのでは・・・ お母さんを苦しめているのは、わたしのせいだ |
と子供は思ってしまいます。
さらにこの葛藤に対する、対処方法について学んでいないので、自分に対する罪悪感を増幅させていきます。
すると、
自分は悪い人間だ・・・ 自分はダメな人間なんだ・・・ |
となってしまいます。
これがお金に対する罪悪感になります。
この罪悪感があると、お金にたいして消極的になり、受け取る事に対して「恥」を持つようになってしまいます。
常に葛藤してしまう
親に理不尽に怒られたとしましょう
自分が悪いわけではないのに、怒られる・・・ 無理やり勉強させられる。 出来ないのを前提で話をさせれる 何を言っても拒否される。 |
このような環境で育てられると、自分の考え、生き方に対して葛藤を生みます
なんで、怒っているのだろう きっと、ボク（わたし）が悪い子だからだ・・・ ボクがきっとダメなんだ・・・ |
自分が悪いから仕方がない・・・という謎の解釈をします。
本来は、全くあなたには関係がありません。
しかし、親がいないと生きる事ができいない子供は
自分が悪い・・・という事にしておこう |
と考えるようになります。
これで、何も罪を犯していないのに、「罪」の感情を持つようになります。
本当は、親が怒っていても、全力でスルーしてよかったのです。あなたは、何もわるくありません。
何も罪を犯していません。
悪いのは親であり、あなたではありません。
優しい性格の場合、親や周囲のせいにする事ができません。
「親の言う事は絶対」ではないのです。互いに違いがあっていいのです。自分の意見を人に押し付けて生きなくてもいいのです。
優しい人は、「自分が悪いんだ」と納得してしまい、親の罪悪感を背負って生きるようになってしまいます・・・
あなたは何も悪くないので、罪悪感を持たなくていいのです。
あなたは、あなたのままで良いのです。 ありのままに生きて、あなたが感じた事を大事にして良いのです。 あなたが考えた事を大事にしていいのです。 |
大人になると、この「罪悪感」があらゆる人間関係を破壊していきます。
くの本を読み、実践したわたしの知る限り、「うつ病」「強迫性障害」「愛着障害」などは、この罪悪感が大きな原因となっています。
罪悪感を消す方法とは？
認知を変える
罪悪感をかかえてしまうと、「自分が悪い」「自分はダメだ」という神経回路が固着してしまいます。
さらに「トラウマ」となっている場合、「過去の記憶」が新鮮な状態で断片化しています。
つまり、トラウマになった過去の嫌な出来事思い出す。同じようなシチュエーションが起こると、脳の神経回路が「危険」「危ない」と判断して、思考を止めてしまいます。
この状態でいると、「なんだかやる気が出ない・・・」「断られるのが怖い・・・」
「人生が楽しくない・・・」
「やりたい事がわからない・・・・」となってしまいます・・・
この認知を変えるには、新しい回路を作り直す必要があります。
認知を変換して、神経回路を作り直す作業をします。
新しいいニューロンパターンを作り直すだけです。
×：自分は悪い人間だ 〇：自分には悪いところも、良いところもある |
これで認知が徐々に変化します。
■感じきる（解放）
解放させるという手法もあります。これは、トラウマ的な感情が断片的に残っているので、それをすべて、否定せぜうに感じきってしまう。という手法です。
自分はダメだ➡そうだ、ダメだ、迷惑だ、死ね |
と自分に言っていきます。
すると、中途半端にこびりついた認知、思考が取れていきます。
さらに
これは、本当に自分の考えなのか？ 本当にわたしは、ダメなのか？ |
と自問しましょう。
これは、認知を変える
自分が悪いと思ったのはなぜ？
なぜ、悪いと思ったのか？を思い出します
わたしの場合は
親がすぐに怒るから いつもイライラしているから 人の話を聞かない 意見を押し付けてくる 大人として扱わない 無理に勉強をやらせる 褒めてくれない 意見を聞いてくれない |
などが見つかりました。これが罪悪感を生んだ原因のようです。
いよいよ、改善方法です。
親がすぐに怒るから、自分が悪いと思ったんだねもう大丈夫だよ安心して |
と、自分に対して、承認してあげましょう。
すると、おなかのあたりにある、罪悪感が取れていきます。人によっては、右脳の右上部分がキーンとしてきます。
これで、脳の回路が修復されていきます。
わたしは、この方法で親に植え付けられてしまった罪悪感を消しています。
【改善方法】
親をこえてよい 親は完璧ではない 親はすごい人ではない、普通の人間である 親が愛していたのは、自分自身、子供ではなかったと認める |
心理的ブロックの改善方法
他のページにも書いてますが、心理的ブロック、認知を変えるには、様々な方法があります。
改善方法は簡単です。まず、認知を改善しましょう。
親をこえてよい 親は完璧ではない 親はすごい人ではない、普通の人間である 失敗をしてよい わたしは、わたしで良い |
まずこの認知を変える事で、自分でよい。という自信を持ちます。
【解決策と治療方法】
不安心理で一番良い治療は、自分への言い聞かせです。何万回も、「大丈夫」「愛してるよ」という。
これで、基本的な信頼が取り戻せる。次に、「恥ずかしくない」「存在してよい」と言い聞かせを続けます。毎日です。何か考えが浮かぶたびに、行ってください。
自我というプログラムを修整する事で、自動思考を改善していきます。これには、根気が必要です。
これを1年以上続けていけば、習慣になり、新しい脳神経回路とプログラムが作られます。
そして、うつ病、精神病を治す事ができます。
【解決策】
・自分の人生は不幸だったと認める ・母親、父親に認められたいをやめる ・悲しみと憎しみがたまっている事を認める ・幼少期に戻り、自分で認知を選ぶワークをする ・自分で決めて、仮想の母にほめてもらう ・罪悪感の原因を、言い当ててあげる ・ポジティブなラベルに張り替えてあげる ・認知の変容を確認する ・自分を取り戻していく |
ちなみに、この記事を書いている牧宏典は、心の葛藤について勉強をして13年。あらゆる本を読んで治そうとした結果、交流分析、認知行動療法、スキーマ療法、愛着障害というジャンルにたどり着き、セルフで治す方法を実践しています。
その忘備録として、これらの記事を書いています。罪悪感で悩んでいる方は、ぜひ一人で考え背負いこまず、自分の生い立ちを理解してくれる仲間を持つことをおススメします。
【参照】
まとめ
お金に対する罪悪感は、親によって植え付けられています。それを改善すれば、お金を稼ぐ事、儲ける事ができるようになります。
罪悪感は知らないうちに、親から子に相続されています。
もし、不要な罪悪感に悩んでいましたら、ぜひ一緒に解決する方法を作っていきましょう。
【解決策と治療方法】
不安心理で一番良い治療は、自分への言い聞かせです。何万回も、「大丈夫」「愛してるよ」という。
これで、基本的な信頼が取り戻せる。次に、「恥ずかしくない」「存在してよい」と言い聞かせを続けます。毎日です。何か考えが浮かぶたびに、行ってください。
自我というプログラムを修整する事で、自動思考を改善していきます。これには、根気が必要です。
これを1年以上続けていけば、習慣になり、新しい脳神経回路とプログラムが作られます。
そして、うつ病、精神病を治す事ができます。
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