お金の本質ってなに?
お金2.0 新しい経済のルールと生き方
お金ってなにかを知りたい人にオススメの本です。
著者:佐藤 航陽
出版:幻冬舎
【お金2.0 新しい経済のルールと生き方 はこんな本】
お金のルールが劇的に変わっていく時代に、どんな原則を知っていたらいいのか?を著者の経験を踏まえて紹介。
仮想通貨、ビットコイン、ブロックチェーンなどが社会に及ぼす影響について著者の目線から洞察しています。
身につく: 仕事を楽しくする
悩みの解決: お金の本質について知りたい
こんな人に: 仕事をしている全ての人
世の中は3つのベクトルで動いている
世の中は、3つのベクトルで動いています。ベクトルは互いに独立しているようで、相互に関係をもっています。
その3つのベクトルというのが、「お金」「感情」「テクノロジー」です。
「お金」「感情」はなんとなくイメージできる人がおおいですが、「テクノロジー」について考えている人が少ないのが今の日本人です。お金は分かりやすいと思います。
日本人は拝金主義なので、すぐにお金に飛びつきます。お金があれば人は動きます。しかし、お金だけで人を動かしていても、なんとなく「嫌な奴」と多くの人は思います。
それが「感情です」。人は理性で方向性を決め、感情で決定しています。意思決定には感情も必要なのです。
感情でする仕事と言えば、ボランティアではないでしょうか?無償で人のために働き、「ありがとう」と感謝されると嬉しいですが、しかし、ボランティアだけでは食べていけません。やはり「お金が必要になります」
このように、世の中は、微妙に「お金」「感情」「テクノロジー」が相互に関係していると言えます。
テクノロジーは社会を変える
過去の歴史を見ても、産業の革命には必ずテクノロジーの発明と普及がセットになっています。
印刷革命、IT革命なども同じです。テクノロジーによって産業が変化しています。
アマゾンゴーなどを見ているとわかりますが、確実にテクノロジーが産業の構造を変化させています。
現在アマゾンではAIを利用した無人スーパーを作り全米に展開させようとしています。
出典:TECH INSIDER
アマゾンは高級スーパーである、ホールフーズを137億ドル(約1兆5000億円)で買収しています。
今後、スマート家電や、次世代の冷蔵庫とつながっていく時代がきます。レシピを選ぶと、食材が表示され、ドローンの宅配で届く。決済は仮想通貨になる未来はすぐそこまで来ています。
フィンテックとは何か?
フィンテックとは、financial technologyのことで、ITなどのテクノロジーを使って、金融の仕事を極限まで効率化することです。
そのフィンテックがさらに進化したのが、仮想通貨です。
仮想通貨は中央集権という国の構造をも崩しかねないほど、強力な金融テクノロジーなのです。
仮想通貨ってなに?
仮想通貨がなぜすごいのか?わかっていない人も多いのではないでしょうか?仮想通貨は金融機関を通さない、非中央集権型のオンライン取引が可能な通貨です。
究極の直接金融なのです。日本の金融は、ほぼ間接金融と呼ばれる仕組みで成り立っています。
あなたが銀行にお金を預けます。すると、銀行は不動産の融資や企業の融資などにあなたのお金の一部を利用して、お金を借りたい人に貸出しをします。つまり、あなたが直接お金が必要な人にかすのでなく、銀行を通してお金を貸しているわけです。
これが間接金融です。
それに対して、直接金融は、クラウドファンディングのように、お金が必要な人に、直接貸す事を言います。
仮想通貨は直接お金を貸す、送金することができるプラットフォームでもあります。画期的な発明であり、社会を根底から変える力をもっているのです。
お金は日本の国家が発行しています、当たり前ですが、発行しすぎると、価値がさがります。そして発行数がすくなすぎると、価値が上がります。つまり、日本銀行の信用によって、通貨が発行されているわけです。
日本がつぶれると、日本銀行券=お金は使うことができなくなります。しかし、仮想通貨は違います。そもそも国家に依存していません。国家に依存しない通貨なので、消滅することがなく、通貨の価値がいきなり下がることも考えられません。
今では投機の対象となっているので、価値が一気に下がる可能性があります。
経済とは何か?
経済とは欲望のネットワークです。
「本能的欲求」「金銭的欲求」「承認欲求」に分かれています。この欲望があるので、経済が発展、進化します。
人が空を飛びたい!!と思ったから飛行機ができたのと同じです。
我々は、女性にもてたいと思うから、おしゃれな服を買うし、楽がしたいと思うので、洗濯乾燥機や掃除機を買います。楽をしたい、もてたいなど、本能的な欲求は人を動かす大きな原動力になります。
いまの経済は過剰につながっています。つながっているために、「かたより」が起きます。「かたより」とは、格差の事です。
勝ち組と負け組がはっきりと分かれる社会になっています。
ネットワークがつながっていない時代には、「かたより」が遅く進行しますが、ネットワークがつながった時代は、「かたより」が激しいスピードで起こります。
つまり、今後「貧富の差」が拡大し、さらに加速度的に進行する可能性があります。
動画で知ろう!!
DMM亀山会長「お金2.0ってそもそも何?」メタップス社長・佐藤氏と語る
面白いので、ぜひ見てください^^
まとめ
この本では、経済の本質を学ぶことができます。ぜひ、本書を買って、自分の頭で考えるようにしてみてください。
この本を読んで、自分なりの意見がある人は、ぜひオンラインだけでなく、オフラインで会い、ぜひ意見を交換しましょう!!
書評:牧宏典
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