面白いことをとことんやれば、「起業」は必ずうまくいく
面白いことをとことんやれば、「起業」は必ずうまくいく
著者:栗原幹雄
発行:アスペクト
好きな事をやって、面白い人生を送ろう!!
あの有名なほっかほっか亭の創業者の一人でありながら、「面白いことをやりたくて」退社した栗原さん。本書を読むと、1人でフレッシュネスバーガーを創業した時のワクワクが伝わってきます。
「仕事は楽しくやるものだ!!」と考えている人には共感できる内容になっています。
なぜ、フレッシュネスがうまくいったのか?仕事を楽しむにはどうしたらいいのか?がよくわかります。
これからお店をやろうと思っている人などは、読んでおくと非常に参考になります。
身に着く: 起業術 ものの考え方 逆転の発想
こんな人に: これからお店を出す 仕事は楽しくしたい人
キーワード: フレッシュネス
面白いことをとことんやれば、「起業」は必ずうまくいく名言集
好きで始めたのに、努力努力の毎日で楽しめなくなってしまうことは悲しい
「せっかく、楽しみではじめたのだから、それが負担になったり、苦しみになったりするようなことはしたくない。
好きで始めたのに、努力努力の毎日で楽しめなくなってしまうことは悲しい。」
「僕は、先の事がわからなくても、どんどん先に勧めるタイプ。
何事もわからないけど先に進めながら考える、実戦タイプの人の方が、人生をより楽しめると思う。」
もっとも長生きした人間とは、最も年をへた人間のことではない。 もっとも人生を楽しんだ人間のことである。 |
栗原さんは考えながらビジネスを走らせるタイプの経営者です。わからないけど、楽しんで先に進んでみる。これが起業をする時に一番大切な事と力説します。
努力、努力で人生を楽しめなくなっている人が多いかもしれませんが、そんな時こそ少し肩の力を抜いて、楽しんでみる!!
リラックスすることが、よい結果につながるものです。
たとえば、でこぼこした壁にボールを投げたとします。壁から跳ね返ってくるボールの軌道をどれだけ正確に予想しようとしても
ほとんどハズレます。なぜなら投げてみないと、どうやって跳ね返るか?なんてわからないからです。
これから新しい事をする人は、ある程度まで考えてみて、とにかくはじめてみることがいいです。
お客さんの反応なんて、やってみないとわからないのだから^^
お客様をたのしませる お店をつくろう
「安くて、はやくて手軽」で満足していたお客様も、いずれそれ以上の付加価値を求める時代がくるに違いない!!」
目の前で自分のハンバーガーができていく姿をみるのは、楽しいにちがいない!!と思いオープンキッチンにしたと本書に書いています。マクドナルドなどの超効率化されたオペレーションと、化学調味料の味が社会に蔓延した後は、必ず手作りの味を求める時代になると的確に未来を見通しています。
これは、時代の振り子と呼ばれる原理のようです。時代は、繰り返します。
たとえば、髪の長い、ロン毛がはやれば、その後にはミドルの髪がはやり、最後にはショートカットになります。
流行は反対にふれると、ゆり戻す性質があります。ロン毛の逆はショート。太いジーンズが流行った後は、細身のスキニー。となるわけです。
お店は誰でもできるように簡単にしておく!!
ほとんどのお店が2店目を出す時に一番くるしむ。2店目を出す時は店舗運用の一切を標準化することが大切です。
標準化とは、素人でもマニュアルをみるだけでデキルようにする仕組みです。
アルバイトでも回るように、お店を作り込むこと。 |
お店を広げるときは作業を簡単なものに落とし込んでいくことが大切です。仕入れからメニュー作成、店の運営にいたるまで素人でもできるようにしましょう。誰にでも作れるようにすれば、教育コストが下がります。
さらに、素人でもできれば、「アルバイト」だけでお店を回すことができるようになります。
アルバイトで運営できれば人件費が安くなり、安い金額で商品を販売しても利益が残ります。フランチャイズを作るときは最初から2店目を出すイメージでお店をシステム化していきましょう。
フレッシュネスのマーケティング戦略
「僕は、もっともとがっているオピニオンリーダーの層を狙った」
フレッシュネスは、マック、モスを卒業した「感度の高い人」が集まるお店をイメージしました。栗原さんには、適当に決めていそうにみえて、きちんとした戦略があります。
「フレッシュネスバーガーで僕は、もっともとがっているオピニオンリーダーの層を狙った」 と本書に書いています。
オピニオンリーダーとは、集団を引っ張るボスのような人をイメージすると良いかもしれません。感度が高く、新しいものが好きな積極的人間をオピニオンリーダーと覚えておきましょう。この層は、新しいものをどんどん受け入れます。
このような人は、口コミ能力も高く、いろいろな人に影響を与えることができます。
問題は、楽しむと解決できる!!
何もしない事が一番の問題
問題は問題ととらえる必要はありません。問題をチャンスと とらえる思考がとても大切です。新しいことを始めるときは、予想もしないことの連続です。うまくいかない事を楽しめることが大切です。
失敗はとても楽しいことで、すごく面白い事なのです。失敗で落ち込む必要なんて全くありません。
「はじめる前には予想もしなかった問題にぶち当たることの連続だった。 しかし、それは決してつらいことじゃない。 どうすればその問題を解決できるか? クイズの答えを探すような感覚で楽しんでいった。ほっかほっか亭のチェーン展開に 関わる中で、疑問に思ったことも試してみたかった。 」 |
問題を楽しいと自分に教え込んでいきましょう。これは、メンタルトレーニングにもなります。
何か問題が起きたら、「チャーンス!!」と楽しく考えるようにすると
自立型の思考ができるようになり、問題をピンチと感じなくるようです。これはメンタルマネジメントの福島先生の本などを
読んでみるとよいかもしれません。
著者の栗原幹雄さん とは?
栗原 幹雄 (くりはら みきお)
1951年、埼玉県川越市生まれ
日本大学卒。1974年、積水ハウスに入社。
1978年 積水ハウス退社
義兄である田渕道行とともに弁当のフランチャイズチェーン・ほっかほっか亭を創業。
1982年 4年で目標以上となる1000店舗を達成し、一ベンチャー企業から国内有数のフランチャイズ企業に育て上げる。
1992年12月 フレッシュネスバーガー1号店(渋谷区富ヶ谷)を作る
フレッシュネスバーガー関連情報
フレッシュネスバーガー1号店。創業者の想いがつまった記念のお店。本書を読んだ方はぜひ遊びにいってみては?
店名:フレッシュネスバーガー富ヶ谷店 住所: 東京都渋谷区富ヶ谷2丁目23
面白いことをとことんやれば、「起業」は必ずうまくいく 感想とコメント
おもしろいことをやるほうが人生はきっと楽しい!!実践しながら考える!!ことが本当に大切だと思います。
これを読んで、さあ自分も事業を始めよう!!と思うのもよいと思います。
ちょっと付け足せば、起業をする前に、ビジネスプランやマーケティングについての知識があった方がいいかもしれません。
この本を書いた栗原さんは、ほっかほっか亭の立ち上げを経験しているため、ビジネスの知識については玄人です。
玄人が楽しいことをやれば成功する!!のですが、素人が何も知らずにはじめると・・・
最低限の商売の原理原則は勉強しておきましょう。最低減のマーケティング知識とは、ランチェスター戦略、差別化戦略などでしょうかとはいえまじめに考えすぎるのも何かといけないと思います。
だからこそアイデアが出なくなった時は遊ぶ!!これは本当に必要なことだと思います。
いきずまったら遊ぶしかない!!
書評:牧宏典
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