7つの習慣 -成功には原則があった!
著者:スティーブン・R・コービー
こんな人に:仕事に力が入らない
キーワード; 相互依存、
本当の成功には、原理・原則がある!!
人間性を高めて、効率を上げ、バランスのよい人生を送りたい!!と考えている人にぜひ読んでもらいたい本です。
7つの習慣は1,000万部以上を売り上げ、ビジネス書として今でもベストセラーになっている伝説の本です(ちょっと言い過ぎかもしれませんが)どんなに物事を達成しても、心に隙間があるのはなぜか?
どこに向かって進んだらいいのか?
自立することがえらいのか?
7つの習慣は様々な角度から、成功の原理・原則を教えてくれる、非常に優れた本です。
自分の時間の使い方を見直すきっかけになること間違いなしです。この本を読むと、バランスのとれた成功の哲学が勉強できます。
ハシゴをかけ違えていれば、間違った場所に早くたどり着くだけ
会社で成功して、お金をもち企業人としては非常に成功しているのに、家庭生活はむちゃくちゃ・・・
生きてる実感を感じない・・求めていた成功は本当にこれだったのか・・・
と感じてしまう人は結構多くいます。人から見たら大成功しているように見えても、本人は全然幸せではない・・・
なぜこのようなことが起こるのでしょうか?
成功セミナー、時間管理セミナーに出てもなぜ成功しないのか?
このような事を感じてませんか?
それは、いつも表面的な問題を解決しているだけで、根本的に人生を考えていないからです。
「もし梯子をかけ違えていれば、間違った場所に早くたどり着くだけです」 効率を上げることが、本当に問題の解決になるのか? |
よく考えてください。
「もし梯子をかけ違えていれば、間違った場所に早くたどり着くだけです」
ひとり静かな部屋に座って、
自分が人生をかけて、何を達成したいのか?どのように生きたいのか?きちんと考える時間をもちましょう。
自分に向き合う時間が自分を成長させてくれます。
コンプレックスや欲望だけで走ると、間違った場所に早くたどりつくだけです。人生はスピードだけでなく、深みも大切です。
「私が本当にやりたいことは何か?」きちんと考える時間を持つようにしましょう。
パラダイムシフトとは?
もし、明日が人生最後の日だとしたら・・・
昨日までしていたことを今日も続けようとしないはずです。
人生では、物事の優先順位がいきなり変わってしまうことがあります。いままでのモノの見方が変わってしまう経験を、パラダイム変換と呼びます。
右にある絵を見てみましょう。
ある人にとっては、老婆に見え
違う人にとってはおばあさんに見えます
つまり、同じ絵でも人によって異なった見方ができるというわけです。
絵を1つの出来事とかんがえてみましょう。
ある人にとってはよいことが、ある人にとっては悪いことに見えます。
世界はこのように、見る人によって解釈が違います。
ある人はこの世界はすばらしい、他の人にとってはつらいものでしかない・・・
人生はその人の内面を反映したもの。見え方は人によって違う。 |
緊急ではない事が大事な理由とは
あなたにとって、緊急ではなく、重要な事とはなんですか?
人間は無意識でいると、第1領域のことばかりをやってしまいます。それは、人生を反応的に生きている
ここで時間を使ってしまうことで、本当に重要なことに時間が使えなくなってしまいます。
生きるうえで、重要なのは、第2領域のビジョンや、なぜ自分がこれをやるのか?という事を考えることです。
自分の好きな事を自発的にやらないと意欲がわきません。意欲がわかないことをやっていると、覚えが悪くなり、習慣化しません。
第2領域の活動が、あなたの未来を作ります。 |
第2領域について勉強することは、
「重要事項を優先するという習慣」と「目的を持って始める習慣」に影響をもたらします。つまりやる気がわいてきて学習効率が高まるわけです。
私たちは、重要ではないことに時間を使いすぎています。
なんとなく生活をしていると、時間はどんどん減っていきます。人生の時間は限られています。重要なことを優先しましょう。
あなたの、今の時間の使い方が、未来を作っていきます。
私たちは「明日がある」と思って生きていますが、本当は今日が人生最後の日になるかもしれません。日々、今日が我が人生最後の日だ!!と思って生きることが、よりよい人生を作っていくはずです。真剣にストイックに生きましょう!!
インサイド・アウト(内から外へ)
あなたを真の成功と幸福に導くものは優れた人格を持つことであり、自分自身の内面(インサイド)から外(アウト)に働きかけることである。つまり、人や環境から影響を受けるより、影響を与える人になる!!ということです。
人格は繰り返す行動の総計である。 |
7つの習慣では、人格主義を大切にしています。
ひとはほおっておくと「個性主義」になってしまいます。自分さえよければ、ほかは関係ない・・・これは成功ではありません。
大切なことは、「人格主義」のパラダイムを持つことです。
スキルやテクニックも重要なことです。しかし、言行一致という誠実さを持たなければ、真の成功は得られません。 人として成熟し、欠乏ではなく豊かさマインドを兼ね備えた人格の上に、はじめてテクニックが生きてきます。
長期的な成功をを望むのであれば、「人格主義」を身につけるのが、一番の方法なのではないでしょうか?
Win-Winを考える(人間関係)
人間関係には勝ちと負けがあります。自分がやってあげたい!!と思って行動していればいいのですが
往々にして、自分が負けたり、相手が負けたりしてしまいます。
人間関係は、どちらが損をしても、得をしても続きません。
Win-Win |
自分も勝ち、相手も勝つ |
両方が得をする |
Win-Lose |
自分が勝ち、相手は負ける |
相手を蹴落としても関係ない人 |
Lose-Win |
自分が負けて相手が勝つ |
なんだか不満が残る |
Lose-Lose |
どりらも負ける |
どちらも不幸になる |
Win |
自分だけのほしい結果を確保する |
自分だけ幸せ |
No-Deal |
取り引きしない |
何もしないのも取引 |
多くの人は自分が勝ち、相手が負けるような取引をしようとしてしまいます。これだと、人間関係が長く続きません。
人生は競争ではありません。協力して、よりよい結果を求めるのが人生です。
7つの習慣でも、「相互依存」を目指しています。相互依存をして、よりよい結果を出すには、人間関係がWin-Win になるように
気を付けましょう。
Win-Win になる、相互依存の関係を目指せ。 |
7つの習慣とは
7つの習慣では、自立を最高の概念にしていません。一人でできる事はたかが知れています。
大きな成功を目指すには、相手と相互依存をすることが何よりも大切です。下の図をみてもわかる通り、公的な成功を目指すには、人間関係が関わってきます。
まず、自分の人格を磨き、自分との約束を守る。しかる後、人との約束を守る。個性を主張する前に、自分の人格を向上させる必要があります。
人生は人と協力をして、一人ではできない、大きな成功を目指すことが大切だ。といえます。
人との協力により、より大きな幸せをつかみましょう。
1. 主体性を発揮する(自己責任) 2. 目的を持つ(自ら立つ) 3. 重要事項を優先する(自己管理) 4. Win-Winを考える(人間関係) 5. 理解してから理解される(感情移入) 6. 相乗効果を発揮する(創造的な協力) 7. 刃を研ぐ(常時向上システム) |
スティーブン・R・コヴィー 被災地へのメッセージ
日本人は被災地で奪い合う事をせず、分け合うことで困難を乗り切りました。
このような国は世界にないそうです。我々日本人は、分かち合う精神を持っています。 その心で世界のリーダーになれるはずです。
「希望を持って進むこと、日々良くなっていくはずです。
忘れないでください。日本は、回復力と、忍耐力をもつ立派で偉大な国です。日本人は世界中の人々から尊敬されています。私は、時代を超え原則にそった、生き方と価値観。世界に対する多大な貢献に、感謝しています。」
2011年7月16日 コヴィー氏は永眠されました。心よりご冥福をお祈り申し上げます。
7つの習慣 感想とコメント
人生を反応して生きてはいけない!!
何が大切なのかは、自分の心の原則に従う事です。頭で考えることをやめて、心に聞いてみれば、自分の進むべき道が見えてきます。争うことでなく、協力することで人生はより豊かになります。7つの習慣を読めば、本当に大切な価値観について
もう一度思い出すことができます。
我々はあまりにも競争しすぎています。自立することにあまりにも目が向きすぎています。
私たちの生活は、相互依存することで成り立っています。何気なく食べているお米。 このお米を一粒作ることだって
私にはできません。人生は相互依存で成り立っています。私たちは一人では生きていけません。それを再度確認してみてはいかがでしょうか?きっといい人生になります。まちがいない!!
by 牧宏典
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