課題と問題点
給料が上がらなくて仕事にやる気がもてず困っています。今後どうしていったらいいでしょうか? 業種: 会社員 |
100年生きる時代の戦略
寿命が長くて、産業の寿命は短い
人生の寿命は長くなっていることをご存知でしょうか?韓国ではすでに、平均寿命が90歳になっています。
1950年平均寿命は60歳ほどだった日本は、すでに83歳になっています。
寿命が長くなっている理由は、医療技術の発展です。
さらに今後、人工知能が一人一人のDNAを完全に解析できる時代になります。すると、自分に合った薬や処方を、「自分で調べられる」時代が来ます。
長生きするだけでなく、「老いそのもの」を遅らせる研究も世界中で進んでいます。
長寿になると問題になるのが、仕事です。
今後、仕事は一つだけやる。という常識がなくなります。人生で3度ほど、戦略的に仕事を変えていく必要に迫られてきます。
レアカードになる
元リクルートのフェローである藤原さんは
100年時代の働き方について、「レアカードになれ」という提案をしています。
人生100年の時代、働き方でどのような戦略、ポジションを取ったらいいのか?
18年間勤務したリクルートを退社し、義務教育初となる民間人の中学校校長になった経歴を持つ藤原和博氏が教えてくれる、人生100年時代の新しい働き方についてが参考になるので、ぜひ見てください。
1997年で高度経済成長期は終わっています。
21世紀は、成熟社会になります。今後、全部の産業界で入れ替え戦が起こります。
「みんな一緒」から「一人一人」の時代になっていきます。
消費が個別化したり、テレビの視聴率が10%を超えなくなったのも、すべて時代が変化したからです。
出典:天使のはねストア
ランドセルは昔、赤と黒しかありませんでしたが、今では難色も色があります。時代は確実に変わっています。
「みんな一緒」といって大量生産をしていた業種は、どんどん利益が減っています。
逆に利益が増えているのは、個別生産をしている会社です。
出典:ダイソ-
100円ショップのダイソーさんは、なんと月に700アイテムを自社開発しています。
自社開発しているのは、市場のニーズの変化が多様であり、好みが細分化しているからです。
いまの小売りでは、いつ行っても新しい発見がある。
という、エンターテイメント性が求められています。
そのためには、企業で自らオリジナル商品を企画、生産、販売をしていく必要があります。
市場では、3社が成功して、残りの300社が失敗する。という現象が起こっています。
今後、この現象は加速化していくと考えられます。
自分の時給を考える
あなたの時給はいくらですか?
去年の自分の年収を考えてみてください。そして、去年の働いた「総時間」を出してみてください。
ほとんどの人が、何時間働いたのか?わからないはずです。
多くの人は、時給を出していません。
自分の時給がいくらなのか?意識して働いていないわけです。
アルバイトの時給は通常2000円を超えることがありません。
なぜなら、単純労働が多く、頭を使う仕事がないからです。ブルーワカーというものです。
しかし、エキスパートになると、時給は5千円~1万円ほどになります。
マッキンゼーなどのシニアコンサルタントになると、時給は8万円ほどになります。
時給を決めているのは、仕事の大変さではありません。
大変さで言ったら、深夜のアルバイトの方が大変です。
では、時給を決めいる要因は何でしょうか?
レアカードになる
ひとつの仕事だけだと、限界が
一つの仕事をしているだけでは、付加価値は大きくなりません。
なぜなら、一つの分野で飛びぬけるには20年ほど時間がかかってしまいます。
これは明らかに、時間がかかりすぎています。
時給を最大にするには、付加価値のある人間になることです。
つまり、他の人にはできない人材になることです。
下の動画を見てください。
複数の仕事を知っていて能力があるからこそ、付加価値が高くなります。
これからの時代は
複数のキャリアを同時に伸ばしていき、レアな人材になることが企業で求められてきます。
藤原和博さん とは?
出典:リクルート
1955年生まれ。
78年東京大学経済学部卒業後リクルート入社。東京営業統括部長、新規事業担当部長などを歴任。
93年からヨーロッパ駐在、96年から同社フェロー
2003年4月から杉並区立和田中学校校長に、都内では義務教育初の民間人校長として就任
キャリア教育の本質を問う[よのなか]科が『ベネッセ賞』、新しい地域活性化手段として「和田中地域本部」が『博報賞』、給食や農業体験を核とした和田中の「食育」と「読書活動」が『文部科学大臣賞』をダブル受賞し一挙に四冠に。
「私立を超えた公立校」を標榜して「45分週32コマ授業」を実践。
97年『処生術』〜2012年『坂の上の坂』と成熟社会の人生戦略を描き、累積120万部、講演は1000回を超えました。
元リクルートのトップセールスから和田中学校の民間校長に転じて現在義務教育の「正解主義・前例主義・事勿れ主義」を改めるべく、よのなか科の普及と学校を開かれたものにする運動推進中。
【参照 情報】
ツイッター:公式ツイッター
新しい日本人のライフスタイルを模索するサイト:よのなかnet
レアカードになるポジションを3つ取る |
プラスワークでは、サービスの質を落とさないため、契約は毎月5組までとさせていただいております。
ご連絡、ご相談などございましたら、今すぐご連絡くださいませ。
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