はじめてのホームページ作成
失敗する前に知っておきたいホームページのルールとは?
ホームページの作り方は、会社の大きさ、業界によって、実は違います。中小企業や、初めてホームページを作る場合、大企業のマネをすることはあまりオススメできません。なぜなら、大企業は信用も高く、広告にかけられるお金の桁が違うからです。
中小企業は、大企業と違う「ある方法」で戦う事が大事です。
-CONTENTS- |
牧宏典
中小企業の作り方とは?
中小企業には、中小企業の作り方がある
あまり知られていませんが、中小企業には、中小企業のサイトの作り方があります。
それは、ある方法を知っておくことが、とても大切になります。何も知らない場合、デザインのよいページを作ればよいと思いがちです。
しかし、これが大きな間違いなのです・・・
実は、デザインの前に考える事があります。それが、中身です。
見栄えよりも中身を大事にする
何も知らないでサイトを作ると必ずと言っていいほど、見栄えのよい大手の真似をしたくなります・・・しかし、見栄えが良いのに、なぜか売れない・・・といった事になるのが大半です・・・
では、どのようなサイトを作ったらいいのでしょうか?
ホームページのデザインを考える前に知っておくべきルールがあります。
本来は、以下のように、マーケティング、広告の原則、集客の方法をきちんと知っておく必要があります。
マーケティングや「集客」の基本を知らないと、いくらサイトを運営しても、あまり効果がありません。
webマーケティングを勉強する前に、まずマーケティングを学んでおくのがおすすめです。
基本を勉強すると、ホームページにも、ある一定の法則がある事に気が付きます。
・「集客」の基本を知っておくこと ・ 中小企業の作り方がある ・きれいにするだけでは、ダメ |
さらに大事なことがあります。
ホームページを作品にしないこと
中小企業は見た目を追及してはいけない
サイトは作品ではありません。そして、中小企業が安易にブランディングを始めようとしても、失敗に終わってしまいます・・・
ブランディングをするのは良い事なのですが、目標とするブランド力と会社の実力、外から見た会社のイメージが合って、はじめて、美しさが武器になります。
美しを武器にするには、細部まで、徹底的にこだわる必要があるのです・・・もちろん、見えない部分まで
多くのデザイナーやホームページ制作者はマーケティング、経営についての知識が足りません・・・
業界の構造として、ホームページの制作者はマーケティングと経営について、勉強をしていません。
というよりも、興味がないので、勉強をしない人がほどんどです。
なぜなら、デザインセンスがある人は、少し変わり者である場合が多いからです。
佐藤可士和さんのような人は、まれです。
ほとんどのデザイナーは経営と対極にいます。
大手のブランド力のあるサイトは、文章を省いて写真のみのサイトなどでも大丈夫です
大手の名前が知られている会社の場合ブランド力があるので
写真を中心にして、シンプルなサイトを作っても大丈夫です。
むしろ、シンプルなほど、認知が広がります。
ブランドの認知力がある場合、さらに大事なのが、ブランドのコンセプトを一言で伝える事だからです。
シンプルであれば、あるほど、より多くの人に伝わりやすくなります。
だからこそ、メッセージを絞り込む必要があるのです。
ブランドづくりは時間がかかる
ブランド力とは、認知度、知名度、連想、歴史、実績、イメージなどによって形成されており、長い時間をかける事で築かれていきます。顧客の頭の中に。この顧客の頭の中に。
顧客の頭の中にイメージを作るには、恐ろしく時間とお金がかかります。
起業したての会社がまねしようとしても、「歴史」「実績」という部分で必ず負けてしまいます。
クラウドファンディングのテクノロジー系の商品が失敗するのは、「実績」がないからです。大手の家電製品は壊れませんが、ポット出の会社が作る商品は、品質の耐久テストを、大手ほどしていません^^;
つまり、信用力がないので、お金がある程度まで集まっても失速、失敗してしまうのです。
事業は続けているだけで価値があります。
中小企業は、実績を軸にして、地域密着型の戦略をとりましょう。
「続けられるのは、顧客に支持されているからだ!!」と人間は考えてくれます。
この心理をうまく活用していきましょう。
・経営について知っている担当者がよい ・大手と対抗しないこと ・信頼度を上げる工夫が大事 |
出典:バルミューダさん
バルミューダさんを研究しよう
中小企業が目指すのは、バルミューダさんのサイトを目指しましょう。かなりハードルは高いですが、デザイン、使いやすさ、画像、センス、キャッチコピー、マーケティングなどが参考になります。
トーンを統一して、雰囲気を出しています。トーンが分からない人は・・・教えます(笑
話は戻り、業界の構造上、デザイナーは営業が取ってくる仕事をするのが基本です。分業制になっているのでマーケティングを勉強しなくてもいいわけです。
そのため、デザイナーは経営について勉強していません。
見た目は大事だが、全てではない
お客様との細かい調節は営業マン。「デザイナーはサイトを作るだけ」という構造が、中小企業向けサイトが作れる人材を減らしています。デザイナーはお客様のウケ、営業マンのウケがよいページを作るだけになってしまいます。
ホームページのデザイナーは見た目がよい作品を提案してきます。
・デザイナーは集客とマーケティングのプロではない ・営業とデザイナーは役割が違う ・ホームページは見た目ではない |
なぜ見た目を重視してしまうのか?
ただデザインをよくすれば良いわけではない
なぜ、サイトのデザインをよくしたがるのか?については3つほど理由があります。
見た目だけで、売れるように見えるクレームが少ない修正が少なく作るのが楽 |
デザインのよいサイトを作る理由の裏にはこのような原因が隠れているわけです。
業界で話題になればなるほど、デザイナーは自分で独立して会社が作れるようになります。デザイナー制作単価が上がり、大手企業から仕事がたくさん入ってきます。
大手企業の経験を積み終わると、独立して中小企業のページをつくり出します。そのときに、お客様にこう言います
『私は大手企業のWEBをたくさん手がけています。まかせてください』
マーケティングを勉強しないで、中小企業のページ作りはじめます。
もちろんですが、中小企業と大企業ではマーケティングの仕方が違います。結果は想像にお任せします・・・・・・
売れないサイトになる理由
売れないサイトが出来る理由とは?
デザインのよいページは、修正が少ないので、手間がかかりません。お客様も見た目がよいとお問い合わせ、資料請求がなくても満足してくれます。
これがホームページをきれいに作る、主な原因となってしまいます。
デザインをよくするには、文字を少なくして、よい写真を使い、英語を多用すればいいのです。
さらに次の事例を見てください。 いかがでしょうか?
ブランド力があるサイトはシンプル
非常にシンプルなデザインです。ブランド力があり、製品の質がよく、伝統があり、すでに多くのファンを抱えている会社であれば、このようなシンプルなサイトで大丈夫です。
しかし、ブランド力がない中小企業には、このようなサイトを作るには、まだ時期が早いのです。
デザインのよいページをつくると、知り合いの経営者にこう言われます。
『社長ページ見たよ!!』 『おしゃれでいいね~~』 『うちもおたくの会社みたいにしたいよ~~』 |
効果はこれくらいです。
褒められるのはそれは、それで嬉しいのですが・・・・・・
時間がたつと褒められなくなる・・・そんなものです。
『コストをかけたからには、売上げを上げたいなあ~~』と思うはずです。
「売上げよりも、企業をイメージを優先する会社さんは、ぜひイメージ先行のサイトを作ってください。それはそれで、意味があることなので止めません。
さらに、「ブランディング」のためにやっている場合などは、イメージを優先してください。
・ブランド力があればシンプルでよい ・イメージを上げるのは、売上の後 ・大手の真似はしない |
売れているように見えてしまう
顧客の心理を考えよう
おいしいお店には人が並びます。このように繁盛しているお店には、外観や内装はさほど関係ありません。
味=中身で勝負しているからです。味がずば抜けていると、お客様は口コミでどんどん増えます。
ホームページもこれと同じことが言えます。
ホームページについて何も知らないとデザインがよいサイト =売れるサイト と思ってしまいます。お店もそうですが、本当に大事なのは中身です。
お店の場合は、内装や外装で選んだりしますが、店員の態度が悪かったり、サービスがダメだったらもう行かないと思います。
出典:阿夫利さん
ホームページも同じで、いくら見た目が良くても中身がダメだと二度と訪問してくれません。ホームページは戻るボタン一つですぐにページから出て行ってしまいます・・・
きちんとお客様のほしい情報を提供すること
つまり、サイトをどうやって構成するのか?がデザインよりも大切なことなのです。
・見た目も大事だが、中身がより大事 ・お客様のほしい情報を提供すること ・大手の真似はしない |
中小企業はまず信頼
安心できるか?が大事
人は、信頼度が高い企業、人から物を買おうとします。つまり、信頼度がない状態の会社、個人から物やサービスを購入しようとは思いません・・・
大手企業は、商品を忘れてもらっては困るので、定期的にCMを打っています。飲料水のことなど、普段生活をしていたら、忘れてしまうからです。
そして、多くの会社が、自社製品にイメージキャラクターを設定しています。
上記は同じサイトの別ページです。
いかがでしょうか?商品に対するイメージが違って見えます。
心理的なトリックです。
人は、自分が好きな人、好感度の高い人に商品をすすめられると、商品とイメージを合わせて記憶します。
さらに、肌の露出などが高いと、性的感情が高まり、記憶がより定着します。
香水のイメージに女性が出ています。少し裸に近い衣装です。これなどは、性的な物事を「暗示」させるテクニックです。
これらの手法は、中小企業でも応用はできますが、予算がかかるので、おすすめできません・・・
500万~の予算があれば作れますが、まず無理です。
どんな手法を使ったらいいのか?
大手企業のサイトはブランドイメージを高めるために、写真を大きく表示して、芸能人などを使っています。
これは、実績があり、社会的に認知され、芸能人を使える広告予算があるので、できる手法です。
大企業のサイトは、文章が少ないので、デザインはすっきりしています。
ブランドネームがあるので、お客様に詳しく商品を説明する必要がないのです!!
だからイメージにお金をつかっています。
テレビのコマーシャル、広告予算などに多額の広告費をかけています。
きれいなサイトを作るのは、大手企業に適した方法なのです。一方、右側はセールス型ホームページです。
ブランド、知名度がないのでキャッチコピーで興味をわきたて、文章を読んでもらいます。目的は、ページ読んでもらい、お客様に他社にはないメリット・想いを感じてもらうことが大切です。
中小企業はレスポンス型のサイトを作りましょう
他の会社にない魅力を、文章で演出できればお客様は必ず資料請求、お問い合わせしてくれます。
・レスポンス型のサイトを作ろう ・キャッチコピーが大事 ・読んでもらえるサイトを作ること |
下請けの問題点とは?
ページ制作者の悲すぎる現状とは?
多くのホームページデザイナーは、営業マンが取ってきた仕事をしています。
営業マンは営業、デザイナーはデザイン。をするのは、会社であればごく当たり前ではありますが、ここに大きな問題があります・・・
広告代理店は営業で仕事を取ってきて、下請け会社に流すのが主な仕事です。
つまり、下請け会社は安い値段で、一度もあったこともないお客様のために、安くページを作ります。
これが、ホームページ制作業界の問題点でもあります・・・
デザイナーは打ち合わせを広告代理店の営業マンとしかおこないません・・・・・・ (大手のサイト制作の場合、デザイナーも参加しますが)中小企業のサイト制作では、会わずに仕事をすることが多いのが現状です。
これでは、お客様がどのような事を望んでいるのか? 詳しく知ることができません・・・
考えてみてください。
こんなやり方で、デザイナーや制作者のモチベーションが上がるでしょうか??
少なくとも私は、会ったこともない人のために全力を尽くそうとは思いません。
そのため、ホームページが適当なものになってしまいます。きちんとした会社は、デザイナーが同席して、イメージの方向性などを調節します。
きちんとした会社かどうか?は打合せの時にきちんとサイト制作者が同席する会社です。
さらにもうひとつ、問題点があります・・・それは、広告代理店です。
ホームページ制作サービスもしている、悪質広告代理店の存在です。
作ったホームページが効果が上がらずにいると、ある日訪問してきてこういいます。
社長: 『A君、ぜんぜん問い合わせ、資料請求がこないよ・・・・』 営業: 『社長、ページとコンテンツを増やして、アクセス数を上げましょう』 営業: 『アクセスを上げれば大丈夫です。まずはSEO対策がいいですよ』 |
こんな感じです。
SEO対策がダメだと、次はリスティングです。(ヤフー グーグルに広告を出すこと)『やっぱりリスティング広告の代行、seo広告、検索上位対策ですよ!!社長』
『YahooとGoogleに広告を出すと反応率がアップします!!』
そしてなんだかわからず、とりあえずリスティング広告の代行、seo広告、検索上位対策をはじめます。
広告に効果がないと、今度は『時代はツイッターです、フェイスブック、ラインです』 と言い出します・・・
webの戦略をきちんと理解していないので、もちろんダメです・・・このように、SEO業界、ホームページ制作業界にはまだまだ問題点が山積みになっている状態なのです
・経営とマーケティングを知っているデザイナーが少ない ・キレイなサイトだと売れる気がする ・効果のないページで集客してしまう ・集客ノウハウがない |
このように多くの問題点をまず知ることが、よいページを作る最低限の条件になります。
では、ホームページで成功するための条件とはなんでしょうか??それは・・・webマーケティングの計画をしっかりと立てることです
情熱や熱意を伝えよう
どれだけ、こだわっているのか?知らせる
小さい会社や個人事業主は、商品・サービスではなく商品・サービスに対する想いを伝えてください。
商品にかけた想い、サービスにかけた時間、熱意、は他の誰も真似することができません。
「感情」をゆさぶり心を動かすことで製品やサービスを販売するのが、中小企業のブランディングです。
誰も真似ができないということは、それだけで差別化ができる!!ということなのです。
「差別化なんてない!!」などと考えている経営者が多いかもしれませんが。「あなた」がこの仕事をしていることが、一番の差別化になっています。人には、その人にしかない、役割があります。
他の誰かではなく、「あなた」がやるからこそ意味があります。
これは、個人ブランディングと呼ばれる、マーケティングの手法です。個人ブランディングをするにはぜひ、以下の事を考えてみてください。
なぜ、この仕事をしているのか? どんな気持ちでこの仕事を続けてきたのか? 今後、世の中をどう良くしていきたいのか? |
あなたの想いを買っていただくのです。これが中小企業ではとても大切なことなのです。さらに大事なことがありますが、それは契約した方にだけお伝えさせていただきます。
Ps.中堅以上の会社になると、ある程度の認知度があるので、きちんとノウハウを積み上げていけば、当社なら楽に集客ができます。売上の低い個人事業の会社はやはり、色々とやる事が多くて難しいです^^;
時代はすごいスピードで変化しています。何も手を打たないと、あっという間に古くなって、価格競争に巻き込まれてしまいますね・・・
無料相談、無料診断は今すぐ、下記の番号まで!!
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についてご紹介させていただきます。
SEO対策の内部要因とは?
上位表示させるためには、内部要因について知っておきましょう。
キーワードを上位表示させるために必要な事とは?
キーワード対策をする前に
そのキーワード対策。ちょっと待ってください。
そのまま対策をすると、実はお金を損してしまいま
広告費用が高くなる本当の理由とは?
売れないサイトに集めていませんか?広告費用がかかるわりには
お問い合わせが少ない・・・と感じる方は多いはずです。
この記事は、私の経験をもとに書きました。
参考にしていただけましたら、すごく、とても、嬉しいです!!