課題と問題点

学習塾のサイトのデザインについて

業種:塾

 

学習塾サイトのデザイン

市場を分析するには

どんなデザインにしたら?

子どもに通わせる学習塾や予備校を探す時は、まずネットで調べるのが当たり前となりました。

塾のサイトはどのように作ったらいいのか?悩んでいる方も多いのではないでしょうか?

今回は、塾のサイトデザインについて、コツを書いてみます。最初に正解を言いますが、答えは「理念」を売り、「ファンを作る」です。

 

目次

1.【デザイン】キレイに作るな!

2.【狙い】誰に見てもらいたいか?

3.【ペルソナ】ペルソナを設定しよう

4.【理念】何を売るのか?

4.【デザイン】安心感を作る事

5.【制作】サイトは自分で作れ!

6.【まとめ】理念と共感を売る

 

塾のサイトを実際に運営している。私の考えを書いています。

モニターも募集しています>>

 

デザインをどうするか?

サイトは「キレイ」に作るな

サイトが美しいから、お客さんが来る、生徒が来る。という事とはありません。

アップルのようなブランド力のある会社なら、美しいサイトを作っても人が来ますが、多くの中小企業の場合、サイトを美しく作る事には、意味がありません。

 

キレイに作るよりも、「差別化ができているのか?」を考えましょう。

つまり、「マーケティング」が大事という事です。

 

ランチェスター法則を学んでおくと、理解が深まります。

 

誰に見せるのか?

塾を選ぶのは「母親」

まずは、ホームーページを見せる相手は「母親」➡「父親」の順番です。

基本的には、学習塾を選ぶのは「親」です。特に「母親」です。父親よりも、母親の方が子供の教育に関心がある事の方が多いです。

 

すると、母親が見たときに、「通わせてみたい」と思ってもらう事が大事になります。

学習塾は、子供である生徒が通うのですが、情報収集は母親がする事がほとんどです。

特に、進学塾であればあるほど、「難関校の中学受験」をする人ほど、ネットで情報を集めています。

 

大学卒の30~40代の母親

教育熱心

所得水準が平均より高い

 

まず、この辺りを見込のお客様として設定しましょう。

 

ぺルソナの設定

自社に合う顧客を特定

次はペルソナの設定をしていきます。

ペルソナとは、見込み客となる人物を想定して、表にまとめておく事です。

 

ペルソナを作る場合は、何人かで集まり�、アイデアを出しあうと良いです。

ペルソナを作っておく事で、ホームページの内容や、デザインなどが決まります。必ず作るようにしましょう。

 

例)中高一貫校を目指す塾の場合

 

年齢

40代女性

性別

女性

住まい

埼玉県川口市

駅から徒歩5分以内のマンション

学歴

父:大学卒

母:大学卒

仕事

共働き

世帯年収

500万 以上

ライフスタイル

普段はユニクロ

味噌は無添加

月に一回は外食

年に1回家族旅行(国内)

あり

価値観

子供には大学に行ってほしいと思っている。

教育には普通より熱心

その他

両親ともに、子供の時に塾に通っていた

 

例えば、このような想定ができます。

 

教育に対しては、親が子供の時に塾に通っていた家庭と想定しています。

想定が細かいほど、作るサイト、ホームページ、デザインの方向性が決まっていきます。

 

何を売るのか?

自社の理念を売る

私の考えですが、上手くいった会社は商品やサービスではなく、「理念」を売っています。

事業を続けるには、これが、とても大事です。

「理念に共感してくれた人を顧客にする」という事を大事にしましょう。

 

値段で選んだ人は、すぐにいなくなります。

しかし、自社の理念に共感してくれた人は、ファンになって応援してくれます。

 

 

サイトの内容

理念をベースに

ホームページを見てほしい相手が決まったら、次はホームページから「見込み客」がどんなことを知りたいのか考えてみましょう。

 

・志望校の合格実績はあるか?

・塾の雰囲気が子供と合っているか?

・教育方針があっているか?

・自宅から通える距離か?

・月謝はいくらか?

 

などになります。

この辺りが大事になってきます。

 

さらに、自社の理念に合わせて、どのような人とお付き合いしたいのか?を決めます。

何度も言いますが、ここの「理念に共感した人を集める」を飛ばすと必ず失敗します。

 

デザインを決める

理念に合わせたデザインとは?

デザインは、会社の目指す方向性に合わせるのが基本です。

 

必ず合格させます!!という塾で考えてみましょう。

 

スパルタになっても合格させる塾と、ワイワイ楽しく学んで合格を目指す塾に分かれます。

 

どちらも同じデザインになるでしょうか?

あきらかに、熱血な塾は、昔の「りぽびたんD」のようなイメージだと思います。

 

 

迫力がある文字です(笑

体育会系の子供には良いのかもしれませんが^^;

 

 

ポカリスウェットを見てみましょう。

全然、イメージが違います。

 

同じ目的でも、「スパルタ」なのか?「楽しく」なのか?で

作るデザインは大きく変わってきます。

 

安心感をつくる

安心感が大事

ホームページの内容をイメージできたら、どんなデザインがよいかを考えます。

デザインで大事なのは、「自分の好みで作らない」「大手塾をマネしない」という部分です。

 

・自分の好みで作らない

・ペルソナを参考にする

・大手塾のマネをしない

 

デザインは自分の好みもあると思いますが、さいほど設定したペルソナにそってサイトを作りましょう。

「信頼感」と「親しみやすさ」では、サイトの作りが全くちがいます。

 

基本的に、進学塾向けは「信頼感」

家庭教師や、補習向けのサイトは「親しみやすさ」を出すようにしましょう。

 

サイトの作り方を決める

どのように売るのか?

自分でやるか?任せるか?

最後にホームページの作り方です。

まず、ホームページを作るには、自分で作るか?業者に頼むか?に分かれてきます。

私は、まずは、自分で作るをオススメします。

 

 

自分

業者

デザイン

×

スピード

×

費用

×

手間

×

SEO

×

改善

×

 

表にまとめると、このような感じになります。

 

基本的には、自分で出来る人は、自分で作った方がいいです。

 

自分で作ると、HTMLの基本やソースコード、アナリティクスなどの基本が分かるようになります。

 

この基本が分からない状態で、業者に丸投げをするから、失敗をしてしまうのです

基本が分からないと、業者の言いなりになってしまいます。

 

「ページを増やせば大丈夫です」

「スマホ対応にするには、追加で費用が」

「分析ソフトは自社の・・・」

 

このように言われて、どこが嘘なのか?分かるなら大丈夫です。

しかし、何も学んでいなけば、どこがウソなのか?絶対に分からないはずです^^;

 

 

1.まず自分でやる事

2.やった後、業者に任せる

3.細かく指示を出す

 

この順番は、一見すると無駄な時間を使っているように見えますが、これ意外に成功の法則はありません。

 

一番、最速で成功する方法なのです。

 

しかし、もっと早いのは、「信頼できる友人に頼む」という事です。

これ以上に速い方法論はありません。

 

今回はここまでです。システムの提案で「ワードプレス」を提案されたら、断るようにしましょう。

最低限のHTMLを教えてくれる会社とお付き合いした方が、後で良かった!と思えるはずです。

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まとめ

ネット集客に力を入れよう

これからは、チラシ×ネット集客の時代になります。チラシからサイトへの動線をつくり、さらに顧客管理システムと連動させて、生徒の学力を「見える化」する事が大事になります。

 

特に大事なのが、顧客の情報をシステムで運用する事です。

 

既存の塾生にはスマホから休校の情報を見れるようにしましょう。親に対しては、子供の勉強の進捗がどの程度なのか?分かるようにする事が大事です。

 

サイトで集客をするだけの時代は終わりに向かっています。

小さい塾ほど、ネットでの集客、塾への連絡などをアナログに頼っています。

 

そのままでも良いのですが、大手企業がネットに投資をしているので、今後、アナログな経営を続けていると、かなり苦しくなると考えられます。

3つのポイント
  1. 生徒のデータを活用する
  2. 情報を届けるツールを作る
  3. 動画学習を取り入れる

 

牧宏典

塾のマーケティングは「ワントゥワンマーケティング」が基本です。今後DXをうまく達成した会社が生き残ると考えています。

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