著書:夢をかなえるゾウ
著者: 水野敬也
出版:飛鳥新社
関西弁のガネーシャが教えてくれる。夢の叶え方
関西弁を喋るガネーシャと地味なサラリーマンとのやりとりが面白い成功本のベストセラー!!人気が出すぎて、ドラマにもなった有名な本です。
ナポレオン、ビルゲイツ、ハーブケレハーなどの成功の秘密がわかります。
とても読みやすく、初心者にもお勧めの「自己啓発の本」です。人をよろこばせる。くつを磨く。自分のために時間を作るなど、見落とされがちな大切なことを再確認できます。
文庫化もされているので、ぜひ書店で立ち読みしてください。(その後買ってくださいね)
人の欲を満たすやつが、成功する
ビジネスの得意なやつは人の欲を満たすことが得意なやつ
人にはどんな欲があって、何を望んでいるのか?そのことが見抜けるやつ、世の中の人が求めているものが
わかるやつは事業をはじめてもうまくいく。ビジネスとは、人がほしいものやサービスを提供することです。
もしお客さんに何がほしい?と尋ねたら、彼らはきっと 「もっと速く走れる馬を」と答えていただろう。 byフォード
お客さんに聞いてもしかたがない。お客様がほしいと心の奥底で思っていることを提供するのが商売だ。
人は何がほしいかわかっていないということです。
お客さんがほしい!!と言ってから提供するのは遅い。常に先読みして提供するのが商売をうまくいかせるやつの特徴だ。
すべては他人が与えてくれる
「自分の中に足りんと感じてることがあって、そこを何かで埋めようとするんやのうて、
自分は充分に満たされている、自分は幸せやから、他人のなかに足りないこと(欲求)を見つけ、そこに愛を注いでやる。
この状態になってこそ自分が欲しいと思ってた、お金や名声、それらの全てが自然な形で手に入るんや。
だってそやろ?
お金は他人がくれるもんやろ、名声は、他人がお前を認めたからくれるもんやろ。
全部、他人がお前に与えてくれるもんなんや。 」
「奪い合えば足らず、分け合えばあまる」
これが人生の法則です。すべて独り占めしようとすると、しっぺ返しをくらい、成功が持続しなくなります。
人間が奪い合う事が好きな種族であれば、とっくの昔に滅びていたはずです。
ひとは誰かの役に立って、「ありがとう」と言われたときに、はじめてこの仕事をやっててよかった〜と思うものです。
すべて、相手から与えられていることを思い出してください。そうすれば、自分が何を相手に与えられるのか?を考えるようになります。
与えることを考えると、どんどん得られるようになってきます。
これが人生の法則です。
自分の人生を反応して生きない
「世の中のほとんどの人間は、反応して生きてんねや」
「本当に自分の人生を手に入れているやつは
全部自分で考えて、世の中に働きかけてるんや。わかるか?」
多くの人が、自分の人生なのに、世の中に反応して生きてしまっています。
親から言われて勉強をして、みんながやるから受験をして・・・
みんなが就職するから、自分も就職して・・・
上司からこれをやれ!!と言われるから、しかたなくやって・・・ 反応して生きていると、人生に「やる気」や活力がどんどんなくなっていきます。
人間は不思議に作られています。「人から言われてやった事」 は身に付きません。受け身だと覚えられないし、やる気になれないのです。自ら自発的に考えて答えを出した時に、動くようになっています。
反応して、反応して、反応して、自分の人生が終わってしまう。そんな人生が本当に面白いのでしょうか?
人生が終わるときに、本当によかった!!と思えるでしょうか?
人の長所を盗むことが、なぜ大事なのか?
人を喜ばせようと、喜ばせることに照準が合うてたら、人のマネすることに恥ずかしさなんて感じひんのや
はよう成長して、はよう技術覚えて、もっと多くの人を喜ばせたい!!
という思い、それが何より大事や
人のまねを嫌いう人がいますが、これは、大きな間違いです。
どんな発明でも、アイデアでも、もとになる何かが必ずあります。それを改良したり組み合わせたりして「オリジナル」が生まれます。
これだけスピードが早くなっている世の中では、同業他社を常にベンチマークして、マネできることは、すべてマネする。
さらに一歩進んでお客様に提供する。
くらいのことができないと生き残っていけません。町にあるお店でも、繁盛しているのは100店あったら3店程度です。
プロが見に来るくらいのお店にならないと生き残ることはできません。
ビリーフシステムとは?
人生のとらえ方を変えて、人生を成功させましょう
ビリーフシステムという言葉をご存知でしょうか?人生に反応して生きてしまう人は、ビリーフシステムを知っておくのが有効です。
ビリーフシステムとは以下のようなものです。
何かできごとが起こった時に、どうとらえるか?は人によって全く違います。
病気をしてないときは、手や足がまともに動くことが当たり前だと考えています。しかし、ひとたび足の裏の皮がむけてしまうと痛くて歩けません・・・
そうなってはじめて、健康な足があることに感謝します。
空気もふだん何気なくすっています。しかし、水の中に潜るとすぐに苦しくなってもがいてしまいます。
そして、水面に顔を出すと、空気のありがたみが身にしみます・・・
つらいことが起こった時に、「ありがたいな」と思えるか?「つらいな、やだな・・・」と捉えるか?
「嫌だなー」と捉えるかで人生は大きく変化します。
人生を反応して生きてしまう人は、「OOをしなければいけない」「OOでなければいけない」と捉えています。
「00をしたい」でなく、「しなければいけない」と考えてしまうのです。「しなければいけない」と思うと、すべての行動はやらされている感がでてしまいます。
このビリーフ(とらえ方)が人生を狭めていることに気が付きましょう。
ビリーフは無意識に信じ込んでいる事なので、自分では自覚ができないことが多いです。
「失敗は成功だ!!」 「失敗は、できない方法を見つけるためにある!!」と毎日鏡に向かって口に出せば、失敗のビリーフが書き換わりチャレンジができるようになります。
夢をかなえるゾウ ガネーシャの課題
ガネーシャが本書で主人公に与えている課題が以下になります。
これが成功法則の全てではありませんが、わかりやすくなぜこの教えが大事なのか?この本を読むとわかります。
第 1の課題:「靴をみがく」 (支えに感謝する)
第 2の課題:「コンビニでお釣りを募金する」(おかげさまの心をはぐくむ)
第 3の課題:「食事を腹八分におさえる」 (自分を制御する)
第 4の課題:「人が欲しがっているものを先取りする」 (人を喜ばせる)
第 5の課題:「会った人を笑わせる」 (喜ばせる)
第 6の課題:「トイレ掃除をする」(陰徳を積む)
第 7の課題:「まっすぐ帰宅する」(セルフコントロール)
第 8の課題:「その日頑張れた自分をほめる」 (自尊心を高める)
第 9の課題:「1日何かをやめてみる」(セルフコントロール)
第10の課題:「決めたことを続けるための環境を作る」(環境が人をつくる)
第11の課題:「毎朝、全身鏡を見て身なりを整える」 (自分を褒める)
第12の課題:「自分が一番得意なことを人に聞く」 (客観的に自分をみつめる)
第13の課題:「自分の苦手なことを人に聞く」 (自分を良く知る)
第14の課題:「夢を楽しく想像する」(希望をもつ)
第15の課題:「運が良いと口に出して言う」 (自尊心を高める)
第16の課題:「ただでもらう」 (自尊心を高める)
第17の課題: 「明日の準備をする」 (余裕を持つ、計画性をもつ)
第18の課題:「身近にいる一番大事な人を喜ばせる」 (人格を高める)
第19の課題:「誰か一人のいいところを見つけてホメる」 (人を喜ばせる)
第20の課題:「人の長所を盗む」 (能力・スキルを伸ばす)
第21の課題:「求人情報誌を見る」 (抜け出す)
第22の課題:「お参りに行く」 (先祖に感謝する)
第23の課題:「人気店に入り、人気の理由を観察する」(成功する考え方を身につける)
第24の課題:「プレゼントをして驚かせる」(人を喜ばせる)
第25の課題(最後の課題1):「やらずに後悔していることを今日から始める」
第26の課題(最後の課題2):「サービスとして夢を語る」
第27の課題(最後の課題-3):「人の成功をサポートする」
第28の課題(最後の課題-4):「応募する」
本当に最後(第29)の課題: 「毎日、感謝する」
人間が変われるのは、「立って、何かをした時だけ」です。やらずに後悔していることがあるのなら、今日からでも遅くはありません。ぜひやってみてください。小さな変化が、のちに大きな変化をうながしてくれます。勇気を出して、小さな一歩を踏み出してみましょう!!
夢をかなえるゾウの書評
他人の成功をサポートするのが楽しい!!と思うようになれば、何をやってもうまくいくような気分になります。
人から何かを得ようとするなら、まずは与えることです。
人生は与える事と、きちんと受け取る事で成り立っています。
与えるだけだは、自分が損した気持ちになり続きません。きちんとあたえ、きちんと受け取るサイクルを作りましょう。
自分が相手に何を与えられるのか?相手をどのように楽しませることができるか?
日々考えて、実行していけばおのずと、自分がほんとうにやりたいことの答えは出ます。
ありのままの自分で、本当に充実した人生を楽しむために、この本を読んでみることをおすすめします。
書評:牧宏典
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