著書:ノマドと社畜 ポスト3.11の働き方を真剣に考える
著者:谷本真由美 @May_Roma
朝日出版社
身につく: ノマドの実態 ライフスタイルの見直し
こんな人に: 独立しようと考えている人 ノマドをなめている人
最近多くの若者や社会人にとって理想的な働き方とされるノマドブームの安易 過ぎる考え方について拍車を掛ける本です。
ノマドをなめると、痛い目にあう!!
最近多くの若者や社会人にとって理想的な働き方とされるノマドブームの安易
過ぎる考え方について拍車を掛ける本。
著者はノマドを進めていないのではなく、専門知識や十分な訓練もなしにノマドの様な働きかたを始めるのはリスクが高すぎて、そう生易しい世界ではない事を指摘。
実際にノマド的な働き方をする人口を多い欧米の事情を例に出し本来ノマド 的な人が持つべき感覚とスキルなどを説明していく。
また日本の自己啓発セミナーやノマドセミナーなどは『貧困ビジネス』や『ノマド商法』とまで呼び、いかに知識のない学生や中途半端な気持ちで働いて楽 をしようとしている社会人が間違ったイメージを持ってしまってうかについて
痛烈にノマドブームを批判している様にも思える。
フリーや経営者になりたい人、ノマドの理想とされる場所を選ばずに働いてみたいと思った人、少しでも自分の仕事に不満がありやめたいと強く思った事ある人、学生で特に傑出した才能もなく安易にビジネスを始めようとしている人など
多くの人に是非一度目を通して欲しい本である。
ノマド的に働く現状、厳しさを色んな事情や例を出して説明した上、それでもノマドに憧れる人についてはまずノマド的な社畜になる事をオススメしている。
そこで一定の経験を積んだ上で最後の章に以下4つの事を薦めています。
1.実際にノマドやフリーランスの様に5〜10年働いた事がある人の話を聞いて実態をしる事
2. フリーランサーや個人が実際に一人で食べて行ける様になるスキルや技能を探し出して身につける事
3. フリーランサーや自営業者として働く為の基礎知識を身につける事
4. 英語を身につけるとと歌っています。
世界で厳しい競争の中に身を置く著者が現状を訴え、日本の若者に対し危険信号をならし、現状を観て少しでも彼ら達への役に立てればという、日本の若者に対する思いやりと愛すら感じられます。
書評: 世古
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