課題と問題点
人に任せる事ができず、つい自分でやってしまいます・・・
業種：経営者
【結論】
・親に頼れなかった ・愛されて育っていない ・自分を信用できてない |
1.人に任せられない原因とは？
完璧主義と完全性を手放す
自分でやらないと気が済まない・・・こんな性格の人って多くなりでしょうか？
社長やマネージャになり、人を育成する立場の人は多いのですが
つい自分でやってしまい人に任せられない・・・というお悩みを持つ方が多くいらっしゃいます。
人に任せられないのには、いくつか原因があります。
人に任せるのが苦手な人は、以下の方程式通りになっている可能性があります。
「人に任せらない」＝「人を信用していない」
人を信用していないので、任せることができないわけです。
問題は大きく二つあります。
・信用できる大人がいなかった
・完全性
の2つです。
子供の時に、両親を信用できない、自分が困っているときに、親が助けてくれなかった・・・という経験をすると、「他人を信用する力」を失います。
そして、大人になっても「また、同じ気持ちになるのはイヤだ・・・」と思い、人に対して、心を開く事をやめてしまいます。
これが、他人を信用できない、一つ目の原因です。
さらに「完全性」があります。
「完全性」とは、「私は人や環境をコントロールすることができる」という、幼児の幻想の事です。
小さいときに、親に溺愛されていたり、一人っ子、末っ子の方に多くみられる特徴です。
この特性は大人になっても引きずってしまいます。
テレビにはリモコンがついています、リモコンで操作すれば、思い通りにチャンネルを変える事ができます。
しかし、人生では自分の思う通りになる事は少ないものです・・・
最近では、宅急便を時間通りに受け取らない人
少し時間が遅れただけで、大声で罵倒する人も増えています。
出典：2時間遅れて配達し、客がブチギレ激怒で配達員を土下座させる・・・
クロネコヤマトの宅配員を土下座させた人が話題になっていましたが、これも「完全性」が強すぎる人が増えている事が原因です。
完璧主義で、失敗するのが極度にイヤな人は、完全性のワナにはまっている可能性があります。
完璧主義、完全性に気が付く 完璧を目指さない、自分を許す 許す＝ゆるめる |
2.完璧主義をなくす方法とは？
母親・父親が大きな原因
完璧主義による、人に任せられないは
赤ちゃんの時代に「ムシ」「放置された」事
幼少期（3～4歳）に愛されなかった事
幼少期の時に、「わたしは愛されていると」感じられなかった事が原因となっています。
愛されていない＝愛されていないと感じだ
これが原因になります。
愛されないのは、「わたしが悪い」という「罪悪感」をもってしまったのが原因です。
無条件に愛されていたと、幼少期に感じた子供は、大きくなると人を信用できます。
つまり、人を信用できる大人になります。
人を信用できるので、任せる事ができます。
反対に、
幼少期に「愛されていない」と感じた人は
自分は「不幸だ」「誰も私を理解してくれない」と憎しみを持ちます。
この憎しみが、仕事に向くと危険です。
「人に認められたい」という、承認欲求に変化します。
この欲求により、「努力しなければ・・・」につながっていきます。
すると、「どこまでも一人で努力する人」が完成します。
アイドルになる人、インスタ、Twitterにあふれる「いいね」を求める人と同じ心理です。
これは、「愛されていない・・・」が根本の原因です。
ここから、「比較」「見栄」「不満」「不幸」などが発生します。
そして、「わたしは理解されない」＝孤独
となり、一人孤立して、努力を続けてしまいます。しかし、その努力は方向性を間違えています。
SNSで承認を求めてしまうのも、「愛されていない」と感じるからです。
愛されなかった人は、大人になっても幼児のように愛される事を求めてしまうので、周囲の人間は辟易してしまいます。
どうやって人を動かしたらいいのか？
適当を許しましょう
まず根本は、「愛」です。自分が無条件に愛されている。と感じれば、人に頼んでも大丈夫となります。
子供は母親の愛情により心に「安全基地」を作ります。
愛情により、安心感を得ます。「大丈夫」「安全なんだ」と心が実感する事で、不安な気持ちは解決できます。
すべては「愛」の問題です。
いきなり根本的な解決が無理な人は、まず「完璧度を下げる」ことです。
人を動かす場合、100の仕事を頼んだら、「10できれば充分」思っておくようにしましょう。
自分の基準で相手を見ると、地獄のはじまりです。
絶対に自分と同じように出来る。と考えてはいけません。
自分がやっている事は、他の人にはできない、凄い事なのです。そこをきちんと認めましょう。
つまり、自分を認めましょう。
「完璧にやってくれる人なんて、いない」という前提で仕事をすれば、イライラすることがありません。
人が「自分の思い通りに動く」と思うからストレスがたまります。
自分ですら、思い通りにならないのです。他人が思った通りに動くわけがありません。
特に中小企業に来る人間は、残念ながら、それほどデキル人材ではありません。
大事なのは、いまいる人材がベスト。
だという事です。高望みをしても意味がありません。
採用をしたのなら、しっかり育成をしていきましょう。
10だけ能力を借りる考えで、できる事から やってもらいましょう。
採用をした後、育成をしっかり行うことで、戦力化していきましょう。
完璧度を下げる 思い通りにならない耐性をつける 失敗をするたびに、ノウハウが手に入る |
罪悪感をなくす
罪悪感が行動を止めている
出来の悪い人、やる気がない人を見てイライラするのは、「罪悪感」が原因です。
小さいときに、早く大人になりたい・・・
子供なのにしっかりしなければいけなかった・・・
母親、父親に頼れなかった・・・
そのような人は、子供ながらに、大人びた性格になってしまいます。そんな人は早く大人になろうとして、焦っています。
焦る＝今の自分ではいけない
という心理状態なのです。
交流分析的に解説すると、「C」に破壊的なダメージを受けています。
無条件に愛されている。どんな自分でも愛されいる。
という経験が、すべての解決策です。
無条件の愛を受けていると感じれば、焦ることはありません。
その焦りが、大人になっても消えません。常に焦燥感にかられ、急がなければ・・・と焦ってしまいます。
本当は自分も「適当にやりたい」「責任感を持ちたくない」
あんな風に、適当にふるまえたらいいな・・・
と心の中で思っています。
だからこそ
罪悪感がなく、自由にできている人を見ると、腹が立つのです
適当に生きる自分にOKを出しましょう。(禁止令を外す）
清く、正しく、美しく生きようと思っている人が多いかもしれません・・・
しかし、それを続けると、苦しくなってきます。
エロく、あくどく、汚らしく
に変えてみましょう。
罪悪感は、「感」という字がついています。なんとなく、悪いな・・・ と思ってしまう気持ちの事です。
相手は、何も思っていない事がほとんどです。
勇気を出してみましょう。
- 罪悪感が原因
- 適当に生きる自分にOKを出す
- よい感じに生きる！
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