かしこい人ほど失敗する
要領が悪い人でも成功するヒント
著者: 高原慶一朗
出版: PHP研究所
身につく: 道徳
悩みの解決: 人間関係
こんな人に: 疲れた時に
頭がいいから成功するわけではない!!
ユニチャームを一代で築きあげた高原さんの著書です。常に改善を続け、新しことに挑戦し続けた経済界の偉人。
けた違いの努力をすれば、才能などなくても凌駕でできる。と凡人でもやる気があれば成功できるなど、人間の才能は無限であることを語っています。
本書では「努力なんて当たり前のこと努力という言葉を必要としない、努力こそが本当の努力」と著者はいいます。
本書を読んで、なんでも才能や世間のせいにして逃げるのではなく、とことんやりきる根性と不屈の精神を学びましょう。
ひとは常に変化をすることが必要
成長するためには、絶えず変わっていかなければいけない。
変化こそが新しい価値を生むからだ
変わらないものの数より、変えるものの数を増やそう
伸びる人は常に変化しています。そして、変化を恐れていない人だけが、成長できるのです。
継続することを単なる「現状維持」と考えるなら、それは間違いです。
今の状態を維持しようとするなら、絶えず成長していかなければいけません。
市場は変化し、成長を続けているので、現状で足踏みをしていると、取り残されていきます・・・そして、満足とは停滞を意味しています。。満足した瞬間に成長が止まり、あとは後退していくだけです。
事業や仕事を続けていくためには、変化することが必要です。新しいサービスを出したら、すぐに次を考える。
過去の成功をすぐに捨てて、新しい未来をつくる。この繰り返しです。
人間は、創造的な破壊を繰り返す事を止める事ができない運命にあります。常に改善してよりよい未来をつくる事だけが唯一生き残る方法です。
ひとつでもいいから、昨日よりも新しく
なんでもいい、ひとつでいいから、今日は昨日よりも新しく 明日は今日より、よりよくしていこう。 「日々あらた」に変わっていくことを、自分の変わらない指標にしよう |
0.1%の改善を毎日続けると、365日後には14.4倍になります。少しの改善だけでも44%業績がアップするわけです。
0.1%といえば、本当に小さいことです。
少し席に早く着く。今日やることを紙に書きだしてから、優先順位をつけて仕事をする。
席を掃除してから、仕事をする。会う人に笑顔で接する。
などなど、どんな小さいことでも、1年間続けてみると、すごく変化しているものです。つねに変化する習慣をつくるようにしましょう。変化する事を習慣にすれば不安はなくなります。
どうしたらお客様が喜ぶか?もっと喜んでもらうにはどうしたらいいのか?常に考え実行することが会社を成長させます。
小さな改善を積み重ねていく。継続は力なり |
だれよりも圧倒的な努力をする
けた違いの努力をすれば、才能などなくても凌駕でできる。
努力なんて当たり前のこと
努力という言葉を必要としない、努力こそが本当の努力。
人よりも抜きん出ようとするのなら、まずは誰にも負けない 「努力」 をする事が大事です。
努力もしないで、都合良く業績だけを上げようとしてもうまくいきません。何事も時間をかけて努力をするからこそ、成果があがってくるものです。とにかく続ける事です。
習慣になるまで続ける。やる気に頼らないで、とにかく続けて習慣にする。そういった姿勢が積重なって、ダントツの成績を上げる事が出来るようになります。
けた違いの努力をすれば、才能などなくても凌駕でできる。 才能を言い訳にしてはいけない!! |
楽しい仕事があるわけではない
やらなければいけない事は、やりたい事にしよう
世の中に楽しい仕事という物はありません。この世の中に楽しい仕事があるはずだ!!なんて思っていても、残念ながら見つかりません。多くの人が自分に向いた仕事、天職を探しますが、探し続けても見つからない事がほとんどです。
人生には、楽しい仕事があるのではなく、仕事を楽しむ人がいるだけです。あなたは道路工事を楽しんでできますか?
警備員の仕事を楽しくできますか?
どんな仕事でも10のうち9は苦しくとも、1は楽しいはずです。楽しい部分が少しはあるはずです。
それが仕事というものです。
どんなつまらなそうな仕事でも、「まずは私がやりましょう」と仕事を買って出る好奇心を持ち、やりながら好きになる。
やりながら好きになる努力を続ける。好きになるために、工夫をしてみる。
どんな仕事でも無限の改善ができます。渡し方ひとつ、返事ひとつ、振る舞い方ひとつ
何でもいいので、自ら改善してみましょう。改善する事を自分の仕事にしましょう。皿洗いでも日本一を目指す気持ちを持ちましょう。
この繰り返しによって、いつの間にか仕事が好きになっているものです。
転職を繰り返しても、自分にぴったりあう仕事があるわけではありません。どんな仕事でも喜んでやれる人は何をやってもうまくいきます。
やりたい事は、目の前の事を一生懸命することで見つかる。 最初から見つかる人なんて、ほとんどいない |
高原慶一朗(タカハラケイイチロウ)
1931年、愛媛県川之江市(現四国中央市)生まれ。
1953年、大阪市立大学商学部を卒業後、関西紙業に入社。
1961年、大成化工(現ユニ・チャーム)を設立、代表取締役社長に就任。
同社を生理用品と紙オムツの分野でトップシェアを持つ優良企業に育て上げる。
1985年、東証一部上場。2001年より会長。
内閣官房特殊法人等改革推進本部参与、文部科学省革新技術活性化委員会委員長、日本経団連新産業・新事業委員会委員長、四国経済連合会副会長など公職多数。
2004年秋、産業振興功労旭日重光章を受章(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
かしこい人ほど失敗するの感想とコメント
成功をするためには、常に人よりも努力をしていくことが必要だと感じました。
その努力とは、普通のことを続ける事ではないかと思います。
普通の人とは、普通の事が続かない人の事です。
当たり前を、馬鹿にせず、きちんとやる。これができれば、普通を超えた成長をできるのだと思います。
成功を目指さず、成長を目指すことに、人生の意義があるのではないでしょうか?
かしこさよりも、愚直さに人は感動するのだと思います。
フォレストガンプのように ^^
書評:牧宏典
成功者の告白 |
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