心を高める経営を伸ばす
素晴らしい人生をおくるために
著者: 稲森和夫
会社名:京セラ会長
出版:PHP文庫
身につく: 正しい生き方
悩みの解決: いかに生きるか 人間関係
こんな人に: 社長
仕事の哲学を持つことがいかに大切か
常に生きるとは何か?を問い続けながら、真剣に社会貢献を考えて事業をしていた稲盛さんの本です。
稲盛さんは「京セラ」を1959年、従業員が少ない中でで立ち上げました。真剣な努力と正しい経営哲学のおかげで
京セラは、セラミックという新素材を世界に広め、売上1兆円の優良企業になりました。
1984年、ガリバーNTTの独占を崩すべく産声を上げたKDDIは、国内シェア2位、売上2兆8000億円の巨大企業に成長しました。
この業態の違う2社を創業したのが稲盛和夫氏です。
経営を通じて人生とはを考え抜いた稲盛さんの教えが詰まった最高の本です。
人生の目的とは
「仕事に打ち込んで、世の中の役に立ち 自分も幸せだった と感じられる生き方をすることです」 |
いくら稼いだとか、何をしているか?というのは比較の世界での話です。人間は人と比較している限り、幸せになれません。
すべての不幸の原因は、人との比較です。比較をやめた人から、幸せになっています。
幸せとは、人と比べることではなく、自分の心が感じるものです。
自分の仕事が人を笑顔にしている。常にそのことを忘れてはいけません。何がやりたいかわからない場合、何をして人を笑顔にしたいのか?何をして人を喜ばせたいのか?を考えるようにしましょう。
自分が本当に満足できる行き方、仕事を見つけましょう。本当のあなたは、そのままで十分価値があります。
毎日を真剣勝負で生きる
人生をかけた大勝負をしているならば、ギャンブルをする必要がありません。 |
ギャンブルで興奮を味わっている人がいますが、本来そんなことをする必要はありません。
常に人生を本気で生きていれば、ギャンブルによって一喜一憂しよう!!なんて思わないものです。
目の前の現実や仕事をつまらなくしているのは自分です。
どんな仕事やどんな作業にも意味があります。自分がやることで誰かの役にたっているのです。仕事を楽しくするのは自分しかいません。与えられた環境を生かすも殺すもあなた次第です。
自分から仕事をする楽しみを見いだしていきましょう。 ゲームのようになんでも楽しみましょう!!
人生・仕事の方程式を知っていますか?
「考え方」×「熱意」×「能力」=人生の結果
人生の方程式です。どれかがマイナスになったり、ゼロになってしまうと結果がでません。しかし、熱意や考え方がプラスになれば
人生はどんどん展開していきます。大きく成長ができます。
「考え方」×「熱意」×「能力」=人生の結果 。 あなたには、熱意があるか? |
考え方には−100から+ 100 まであります。
どんなに素晴らしい能力があっても熱意がないと0になってしまいます。それどころか、能力があるのに、マイナスに使ってしまえば
世間を悪くしてしまいます。人生哲学を持つかどうか?によって、人生は大きく変わってくるようです。
夢を確実に実現する方法とは?
小さな一歩を積み重ねていくこと
一歩一歩の積み重ねは小さいかもしれませんが、その積み重ねが
信じられないくらいの高みまで自らを運んでくれます。
山を登るには、小さな1歩を積み重ねていくことです。
小さな1歩を続けることで、信じられないくらい高みまで到達することができます。
商売は小さい改善の積み重ねでしかありません。毎日0.1%の改善をすることが、強い会社を作る方法です。
生きがいをつくる には?
人間は義務感だけで何十年も働く事ができません。人は精神的な実感、働く事に生きがいを求めます。
生涯を通じて、打ち込める仕事を持てるかどうかによって、人生の幸不幸が決まります。
人間は義務感だけで何十年も働く事ができません。 人は精神的な実感、働く事に生きがいを求めます。 生涯を通じて、打ち込める仕事を持てるかどうかによって、人生の幸不幸が決まります。 |
ただ穴を掘るのか?人を落とすために、穴を掘っているのか?井戸を掘るために穴を掘っているのか?
理由のある人生は、目的のある人生です。
目的がある人は、人生に生きがいを見つけることができます。
自分のやっている事に満足できる人は、本当に人生を生きることができます。
肉体的な疲れは、寝れば治ります。しかし、精神的な疲れは夢を持たないと治りません。
仕事とは
明るさと素直さを持ち続けながら、粘りにねばってやり続ける事が大事です。絶対に途中でやめてはいけません。
小さな事でも、毎日これでいいのか?と反省する事が大事なのです。
続けることに勝る才能はありません。成功するには、続けていくことです。あきらめないことです。
小さい改善を続けていくと、大きな成果が得られます。
人間は短期間で出来ることを過大評価し、長期間で出来ることを過小評価している。 |
愛や善を施すことが、人として最高の生き方です。
働くことができる健康な体があるのですから、自ら進んで働いて社会に貢献していきましょう。
健康な体があるだけで、本来は幸せなのです。
結果をイメージすることから、すべてがはじまる!!
まず思わなかったら、そうはなりませんな〜
松下幸之助さんのダム経営について講演を聞きにいったときに言われたのがこの言葉です。
「ダム経営」をする必要がある。当時、京セラではそんな余裕はありませんでした。松下さんに質問すると、「まず思わなかったら、そうはなりませんな〜」と一言。
強烈な願望を描き、心からその実現を信じる。 |
強烈な願望を描き、心からその実現を信じることが困難な状況を打開します。 信念にまで願望を高める。
心の奥底から発し、信念にまで高めた人間は、どんな困難があっても工夫と努力を続ける。
心を高める経営をのばすの感想とコメント
なぜ京セラがあれだけ大きな会社になれたのか?それは稲盛さんの哲学が宇宙の法則と同じだったからではないでしょうか?
長く永続する企業は、やはりトップの人生哲学がしっかりしています。
企業のサービス、商品が売れ続けるのは、お客様から尊敬されているからではないでしょうか?常に改善を続け、常に満足しないで自分を磨き続けると、生きる本質がわかるようになるのではないでしょうか。
人生をよりよく生きるために、ぜひこの本がたくさんの人に読まれることを願います。
書評:牧宏典
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「心を高める経営を伸ばす」を読んだ人は、いかのような本にも興味を持っています。
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