100年に一度の変化
Maasとは何か?
トヨタ自動車が街づくりをする。これを聞いて、なんで?と思っている人も多いかもしれません。
しかし、これから大きなゲームチェンジが行われようとしています。
いかがでしたか?
Maasとは何が?について分かったと思います。
どんな変化が起きるのか?
最終的にはアプリ一つで、バス、JR、地下鉄、タクシー、レンタサイクルなどが、月額で使い放題になります。
8000円/月で乗り放題などになります。
大規模運輸・・・鉄道、バス、空港 小規模運輸・・・タクシーカーシェア、レンタサイクル |
これらが一体になり、交通の手段が大きく変化します。
なぜ100年に一度の変化なのか?
自動車が売れなくなる未来がきます。
というよりも、現在の30代前半の人でも、都市部に住んでいて「車を買おう」なんていう人はいません。
なぜなら、維持費がバカ高いだからです。
ニコニコレンタカーにいけば、3000円前後で一日貸してくれます。毎日使わないものに、毎月何万も払う意味など、もはやないのです。
車はエンジンが命だった
車の参入障壁は、長いことエンジンでした。エンジンを作る事はカンタンではありません・・・
エンジンが作れないので、長い間新規参入する会社がいませんでした。
しかし、これからの時代はハイブリッドではなく、EV=電気自動車になります。
すると、車を構成するパーツが一気に減ります。
パーツが減る事で、一台あたりのコストも下がっていくと予想されます。
電気自動車はイーロンマスクがひきいるテスラ自動車が先頭を切って開発を進めています。テスラはいち早く電気自動車に投資をしており、テスラの時価総額は39兆円になり、すでにトヨタを抜いています。
現在、テスラ自動車は、急速充電できるステーションを増やしています。今後、急速充電できるスタンドが増える事で、EV車が増えて行くと予想されています。
これから10年で電気自動車の時代に確実になります。すると、業界が一気に再編成されていきます。
どうでしょうか?車業界が一気に変わる事が、わかっていただけたでしょうか?
自動運転も一緒に来る
さらに破壊的な変化なのが、自動運転です。まずは、動画を見てください。
グーグルが開発した車です。すでに、IT企業が車を開発しているのです。
グーグルの研究費は年に2兆円あります...
トヨタは1.1兆円です。さらにITのエンジニアの質で比べたら、勝ちようがありません・・・
無人タクシーは今後当たり前になります。
アプリを使い、タクシーを呼び料金を払う。相乗りサービスなども増えていくと予想されます。
面白い時代である反面、人がいらなくなる・・・
というのは、あまりよくはありません。雇用がなくなれば、経済が停滞していくからです。
トヨタは足が遅い
車業界は、車を販売したあとディーラーで儲けてきました。トヨタは、ディーラーを切る事ができません。
もたもたしていると、テスラに抜かれてしまいます。
テスラはバッテリーに投資をしています。一番、高性能なバッテリーを作り、アプリで制御をしています。
制御するアプリはアップデートされていくので、メンテナンス費用が掛かりません。
ライバルは3歩先を行っています。
トヨタが思い描く未来とは?
イメージ映像だけなので、具体的にどうなるのか?見えてきませんが、説明していきます。
トヨタはこれから、エンジンで動く車が売れなくなる時代が来る事を知っています。
しかし、社内はエンジンの技術者だらけの「オジサン」だらけです。彼らの雇用を守ってきたことは凄いですが、今後、守り抜けるほど甘くはありません。
車が売れなくなれば、日本の産業は打撃を食らいます。
Maasがなぜ生まれたのか?
MaaSは北欧フィンランドで生まれました。
「MaaSの父」と呼ばれるサンポ・ヒエタネン氏が2006年に発案したアイデアをベースにしており、2014年に概念を発表しました。
翌年、首都ヘルシンキで設立されたMaaS Global社から送り出されたスマートフォンアプリ「Whim」がパイオニアと言われています。
フィンランドの取り組みの凄いところは、法律を変えて、データをオープン化し、自由に参入できるようにしました。一社の会社が独占してしまうと、最終的にコストが上がり続けてしまいます。
グーグルの広告などがそうです。
暮らしの質を向上させるには、独占はよくありません。
しかし事業をする者には、独占ほど利益が上がる事はありません。
maasでどうなったか?
交通機関の利用が 48%⇒74%に変化しました。 法律を変えて整備した |
まとめ
Maasについてはいかがでしたか?
車業界の変化について市っておく事が重要になってきます。これから来る、車社会は、我々が想像するものをはるかに超えてきます。
ITは確かに時代をかえ、効率化していいのですが、大事な事があります。
雇用を作り出せるか?という問題です。
これからの日本には、ITを活用にして、雇用を作り出せるリーダーが必要になります。
一部の会社、株主だけが儲かる社会に未来はありません。
中流階級をどれだけ維持できるか?今後の課題ではないでしょうか?
一部ベーシックインカム。という言葉も出回っていますが、そんな人が増え、国によりかかる人だらけになったら、国は終わりです。
ひとりひとりが、誇りをもち、社会をよくして行こうと思わなけば、今の日本もなかったわけです。
時代は変わります。だからこそ、変化を見通し、先に投資をしておくことがとても大事です。
プラスワークでは、新しい情報を、どんどんマトメていく予定です。
また見ていただけたら嬉しいです。
ライター:牧宏典
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