鎌倉の由比ヶ浜へ
鎌倉の由比ヶ浜で出店?
夏の最後8/31日に海に行ってきました。
どこの海かと言うと、「鎌倉」の海です。何をしに行ったかと言うと、わたしが人事部長をつとめる「サニー」で「来年、海の家に出店してみませんか?」とのお言葉をいただいたからです。
そこが、鎌倉の「由比ヶ浜」だったのです。
この鎌倉の「由比ヶ浜」ビーチはとても先進的な取り組みをしています。
由比ヶ浜は、ブルーフラッグ認証ビーチに指定されています。ダイバーなどは知っている人が多いかと思います。
ブルーフラッグが認証されているビーチは、治安や水質、安全、管理か行き届いており、大人も子供も安心して行けるビーチとの事です。
日本では、まだあまり知られていませんが、世界ではこのブルーフラッグの認証ビーチは有名なようです。
彼が由比ヶ浜ビーチの増田会長です。趣味はサーフィンで生粋の鎌倉っ子のようです。
ダンディーな会長に連れられ、海の家を案内してもらいました。
由比ヶ浜では、全長900mも続く、長いビーチがあり、たくさんの海の家があります。
ちなみに、由比ヶ浜の、「海の家」一覧はこちらです。
900mのビーチに20以上の「海の家」があります。
由比ヶ浜は東京からのアクセスもよく、渋谷から湘南新宿ライン1時間ほどで着きます。そのため、東京、埼玉、千葉、神奈川からたくさんの男女が訪れます。
会長いわく、「由比ヶ浜にはかわいい女性が多い!!」という、なんとも素敵なお言葉を聞かせていただきました。
確かにカワイイ人が多かったです(笑
大手企業も海の家を展開
「由比ヶ浜」はビーチとしてはめずらしく、上場している大手さんも海の家を出しています。
アイフル、テレビ東京、エイベックス、アミューズ、メビウス(JT)など。
25年前から、海の家を管轄するヤクザさんを排除しているからこそ出来る、企業協賛、企業コラボのようです。
上場している会社は、コンプライアンスが厳しいので、出店するのに社内で許可が出なかったりします。
あえて海の家に投資をする会社っていいですよね!!
MEVIUSさんはJTのぶらんどです。気になる方はこちら>>
大手の海の家では、入れ墨をしている人は、一部入場禁止となっています。これは、子供も安心して利用できる配慮です。
あとコンプラでしょうね。
ビーチには規制がある
一時期、神奈川県のビーチでは、海水浴場の「クラブ化」と営業時間が問題になっていました。
いち早く、逗子のビーチでは、海の家の営業時間を18:30までにして、お客が一気に減る・・・という事態を招いています。
個人的には、クラブ化して、夜中まで営業した方が、人も集まり、そのお金が市に落ちると思うのですが・・・
家族連れや子供にとっては、悪影響なのでしょうか、やはり規制が入っているようです。
もともと海の家は、22時まで営業できたようですが、規制が入ってしまい、今では、20:30となっています。
ちょっと早すぎますよね^^;
由比ヶ浜では、基本的にビーチは「禁煙」「禁酒」になっています。しかし、海の家では、お酒を飲むことができます。
鎌倉市の条例によって禁止されているようです。
さらに、大きな音楽をかけて海水浴を楽しむのも禁止です。
これは、当たり前といえば当たり前ですが、最近ではブルートゥーススピーカーで大きな音をかけて楽しむ若者が問題となっていたりします。
出典:おつぱのひょうよん
この小さいスピーカーでクラブのような空間があっという間に作れます。
恐るべし、BOSEのスピーカー。(私も持ってます)
由比ヶ浜では、適度に規制をかけることで、治安がよく、子供を連れていっても安心なビーチを目指しています。
「入れ墨」「ヤカラ」が少ないので、女性や家族連れでも安心して海を楽しむことができます。
メビウスの売り子さんとサニー君をパシャリ!!
続いてタイ村に連れて行っていただきました。
タイ村ははじめはタイ料理を出す海の家だったようですが、だんだんブースが増えていき
今では、このように
もう、なんでもあります(笑
みてください、この料理の種類!! ひと昔前の、焼きそば!!ビール!!というイメージではありません。
普通のお店です。
会長いわく、「海の家の屋台から人気になり、いまでは街中にお店を出したんだよ!!」
との事。
減り続けている由比ヶ浜の来場者数
由比ヶ浜は、毎年50~100万人ほどが訪れる人気のスポットです。しかし、年間の来場者数の推移は、以下のようになっています。
由比ヶ浜では、平成24年をピークに、毎年海水浴に行く人の人数は減っています。
これは、海のクラブ化を禁止した影響がモロに出ていると予想されます。2013年に由比ヶ浜では、海でのクラブイベントが禁止されました。
さらに2015年から、「飲酒禁止」「入れ墨の禁止」「音の禁止」という規制が鎌倉市から入りました。
これにより、ビーチに近い沿線での環境は良くなったものの、海水浴場の利用者数を減らすという、愚劣な状況に陥ってしまいました。
これからの戦略
由比ヶ浜は治安がよくなったのですが、規制のおかげで年間の来場者数が減ってしまいました。
今後は、企業とのコラボによる、健全なイベント、客単価のアップなど企業努力が必要になっていくのでは?と感じました。
個人的には、治安もよく、家族でも安心して行け、混み過ぎていないので、「いいよね」と思っています。
街コンとのコラボ、ミスコンの開催。海の家にVIPを呼び、客単価を上げる。宿泊施設が全く足りないので増やす。熱海のように、花火大会を自主開催する。
などなど、集客方法や出来る事はたくさんあると思いました。
来年、「サニー」での出店があると思うので、海の家と若者文化については、研究を重ねていき、由比ヶ浜で少しでも何かお役に立てれば、鎌倉文化に何か一つでも貢献できればと考えています。
担当者より一言
お招きいただき、ありがとうございました
ビーチは若者文化であり、それを大人が規制してしまうのは、どうなのか?とも思いました。
しかし、地元に住んでいる人は、治安が回復している。酔っ払いや喧嘩が減った。など、よい意見も多数、聞く事ができました。
街というのは、白い部分もあり、その中に黒い部分を含んでいます。
白いキレイな町では、人が集まりません。やはりラブホテルがあったり、風俗店があることで、人が集まります。
なぜなら、男性は女性が好きだからです。繁華街や活気のある町は、かならずスナックや風俗店などがあります。
日本最大級の街、歌舞伎町がいい例です。
若者の特区を作り、好きなだけお酒をのみ、大きな音を立てて騒ぐような場所が日本にも合っていいようにおもいます。
その治安を維持するもの若者に任させれば、おのずと治安は維持できると思います。
日本は規制がすごすぎて、何をやるにもお上にお伺いを立てる文化になりつつあります。規制をなくし治安を維持しながら、世界中から観光客を集める戦略が、これからは必要なのではないでしょうか?
担当:牧宏典
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