百匹目の猿

 

百匹目の猿

思いが世界を変える

著者:船井幸雄

 

   

 

身につく: 世界の変え方

悩みの解決: 無理だと思ってしまった人へ やる気が出ない人向け

こんな人に:日本を変えたい人 世界を本気で変える人に

 

 

本物は伝わる、本物だけが伝わっていく

 

猿が芋を洗うようになって、同時に他の地域の猿も「イモを洗う」ようになった。

ある一定のラインを超えると、同時多発的に

本物は伝わりやすい

 

 

 

シェルドレイクの仮説とは

 

猿がイモを洗う、しかも全く違う地域で!!

 

宮崎県の幸島である実験が行われました。野生の猿にエサ付けをすることです。

野生の猿に、畑でとれたサツマイモを与えていました。泥だらけのイモです。

泥だらけのイモをみて、あるメス猿が面白い行動をはじめます。

なんと、「サツマイモを洗い始めた」のです。人間のように器用に、川の水につけてあらいます。すると、おもしい事が起こります。

なんと、仲間の猿がマネをしだしたのです。

ほどなくして、猿の群れ全体が「サツマイモ洗う」ということをしだします。

 

サツマイモを洗う猿

 

なんと、幸島以外の地域で「イモを洗う」猿が発見されていきました。

不思議なことに、「イモを洗う猿」が一定の量に達した時に、全く違う、遠く離れた場所の仲間にまで情報が飛び火したのです。まるで、合図でもあったかのように。

これが「100匹目の猿」という現象です。

ある行動をする人の数が一定量に達すると、同時多発的に距離と空間を超えて、一気に知識や行為が広がる現象です。

 

100匹を超えると、同時多発的に、全国各地でイモを洗い出す。シンクロ現象が起こる

 

 

 

人類を救う!!シェルドレイクの仮説とは

 

100人が変われば、世界が変わる

 

世界や日本を変えるには、100人を変えるだけで充分です。全てを変えなくても、大丈夫なのです。

たった100人だけでいいのです。いかがでしょうか? 簡単だと思いませんか?

 

 

1980年にイギリスのシェルドレイクという科学者が、ある理論を発表しています。これは、「シェルドレイク仮説」と呼ばれています。

 

 

「形の場による、形の共鳴」 シェルドレイク仮設。

 

とも呼ばれています。

ある一定の人数が、特定の意見を正しい。と判断すると、形の場ができます。

そして、一定の人数がエネルギーのフィールドをつくり、ほかの人々に影響をあたえます。

 

先程のサルの例で考えてみましょう。1匹の猿では、形の形成ができずに、違う場所のサルが芋を洗う事はありませんでした・・・

形の形成ができないので、シンクロが起きないわけです。しかし、人数が増えて、ある一定の集団が「イモを洗い始めた」とき。

そこに形の場ができます。

形の場ができると、波動が一気に強くなり、共振しはじめるのです。

この「波動の形成」によって、民族の集合的な無意識が変化します。つまり、多くの人の価値観を変えるようになります。

 

 

 

イギリス だまし絵の実験

 

だまし絵の正解率が上がったのはなぜか??

イギリスのテレビを使って、だまし絵の実験をしました。

放送をすると、200万人の人がだまし絵の正解を知るようになりました。

 

 

その後、テレビを見ていない人に「だまし絵」のクイズをしました。

すると、放映前よりも、放映後の方が正解率が3割も上がりました。

これは、場の形成ができたからです。正解を多くの人が知るようになった事で、形の場が形成されたのです。

形の場ができたので、正解する人が増えた!!と考えられます。

 

テレビを利用すると、形の場が形成しやすくなる。

 

 

 

本物は時代を変え、伝わりやすく、生き残る

 

本物と付き合うと、良い事ばかりが起きて、悪い事が起こらない。

 

生き方、考え方、理論、言葉、思想。本当に良いものは、時代を変えても生き残り、多くの人に受け入れられます。

そして、本物として定着していきます。

良質なものは、形の場をつくる力が強く、共鳴のエネルギーを秘めているからです。

つまり人付き合いもそうです。本物と付き合っていれば、どんどん良い人が周りに集まってきます。

 

 

 

「ついている人は、ついている人と付き合う。だから、よりつきが増える」

by斉藤ひとり

 

本物と付き合うと、良い事ばかりが起きて、悪い事が起こらない。これが真実です。

お金持ちの人は、お金を持っている人と付き合います。

運のよい人は、運のよい人と、いつも一緒にいます。あなたも、本物、一流を目指し、とことん努力をするなら、必ず成功をすることができます。かならず、成功できるのです。

これからは、本物の時代になります。小手先の偽物ではなく、ほんもの一流を目指しましょう。

 

 

よい人相になる生き方を

 

ついてる、ありがとう、幸せだな、感謝してます、許します

 

なるべくよい言葉を使い、人相のよくなる生き方を心掛けましょう。

人相は、その人の生き方の反映です。正しく生きるなら、人相は悪くなりません。

正しく生きるなら、人相はどんどん良くなっていきます。

 

 

 

人生を変える一番カンタンな方法は、言葉を変えること。

 

良きことを考え、良きことを実行していけば、不思議なエネルギーに助けられ、必ずや成就します。

プラス発想、肯定的な考え方になれば、使う言葉も変わり、人相はよくなっていきます。

不思議ですが、本当の話です。

人の悪口や欠点を見つけるのではなく、相手の良いところを見つけましょう。不満を言っても相手は変わりません。

自分が疲れてしまうだけです。

人から奪うのではなく、人に与える人生を送りましょう。「やさしい言葉」を使っていると、不思議と相手も変わります。

変わらないなら、変わらない相手も、相手をムリに変えようとしている自分も、両方を「ゆるす」のです。

「許し」によって、人は救われます。

明るく、良心にそって生きるなら、人生は必ず好転していきます。そのように、人間はつくられているからです。

 

 

百匹目の猿 書評と感想について

 

世界を変えるのは以外と簡単。ということがわかります。

1億人や100億人を動かす必要はない。ということです。たった100人の同志を集める事で、日本はもっと良い国になります。いや、良い国にする事ができるのです。

相手がものすごい力を持っているからといって、むやみに諦める必要はないのです。

本物は伝わり、電波していきます。あなたの思いや理想、理念、ビジョンが本物なら必ず人々を動かすことができるはずです。諦めなければ、人生に不可能はない!!そんな事に気がつく、最高の一冊と言えます。

ぜひ本書を読んでみてください。

不可能はない!!

書評:牧宏典

 

 

参考書籍:ほおじろ栄一 「なぜそれは起こるのか?」

 

 

 

 

 

 

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