戦略的グズ克服方法
著者: ネイル・A・フィオーレ
出版: 河出書房新社
身につく: つい人生を先延ばししてしまう人
悩みの解決: 自分をコントロールできるようになる
こんな人に: これから起業したい人 経営者 マネージャー 学生
人生を先延ばしにしていませんか?
あなたは人生を先延ばしにしていませんか?本当にやりたいことから逃げていませんか?
失敗への恐怖心が、行動を抑制しています。本当はやりたい!!と思っていてもできない場合、完璧主義の考えを持っていないか?疑いましょう。
グズはセルフイメージの低さに比例します。
自分ができない・・・と心の底で思うと、行動ができなくなります。
小さい成功を繰り返すと、だんだんできるようになるのです。
グズになってしまう本当の原因とは??
恐怖と人の目が行動を止めてしまう
グズになってしまうときは、「恐怖」に支配されています。人間は「恐怖」「不安」を感じると、無意識にやる事を後回しにしてしまいます。
「恐怖」や「不安」にうちかつには、まず自分の思考、ためらっている理由を調査することが大切です。
調査をすると、自分がどんな時にグズになっているのか?わかります。
恐怖の原因を取り除くと、より成功に近づくようになります。 そして、人生の幸福度が高くなります。
恐怖や不安は、比較から生まれます
過去と他人は変えられない、変えられるのは自分と未来だけ
恐怖や不安は、人の目を気にする、世間体を気にすることから生まれます。 他人と比較してしまうと、自分の行動を制限してしまいます。 他人と比較すると、自分が何をしたらいいのか?わからなくなります。
そして、人の評価を気にして生きると、自分らしさがなくなります。
自分らしさがなくなると。「生きている実感」が薄れてきます。
だから、人と比較するのをやめましょう。
比較する習慣を取り除きましょう。 過去と他人は変えることができません。
変えることができない他人の目を気にするのは愚かな生き方です。
夢をつぶす人ほど、成功すると「あなたには、ほかの人にはない何か?があった」なんてことを言います。
使命感を持つと行動ができるようになる
成功する人は「思い通りに行かない事はあたりまえ」という前提で挑戦している。
使命感を持つと、自分が何を大切にしているのか? 何を基準に生きるのか?について軸ができます。
軸ができると、人の目を気にする暇がなくなってきます。
「自分しかこれをやれる人がいない!!」という思い込みを持つと、たくさんの物が引き寄せられるように集まってきます。
人との比較を超越すると奇跡が起こりはじめるのです。
人に好かれようとしない。自分らしさを貫く
世間など、どこにもない・・・
他人に好かれようとすると「とりつくろう」としてしまいます。「とりつくろう」と自分らしさがなくなり、疲れてしまいます。
他人への思いやりではなく、自分の体面を維持するために疲れてしまうのです。
全ての人に好かれようとする必要はありません。全く意味がありません。
八方美人になるよりも、自分が好きな人、付き合っていて疲れない人とだけ生きるようにしましょう。
人生は、だれと生きるか?によって変わります。好きでもない人に好かれようと、相手に合わせる人生が本当に楽しいでしょうか?
相手に合わせ手ばかりいると、本当の自分を見失います。勇気をもって、「いやだ」と言いましょう。
小さな勇気と一歩がのちに大きな自信につながります。
他人に嫌われる事は良い事
嫌われても大丈夫、日本には1億人も人間がいる
嫌われれば嫌われるほど、自分のアイデンティティができあがっていきます。 嫌われる勇気が自分のセルフイメージを上げてくれるのです。何かをなそうとすると、必ず批判する人がでてきます。
そんなことは当たり前なのです。すべての人に好かれようと真ん中をとるから、「ぐっと迫る」力強さがなくなります。
本当に人の心を揺さぶるものは、いつも、気持ちが悪く、人を不快にさせる一面を持っています。
だいたい
自分と同じ事を考え、気の合う人間なんて1%程度しかいないものです。
できる事だけをする
できない事をしようとするから自信がなくなります。自信が持ちたければ、自分ができる範囲で行動してみればいいのです。すると、自信が少しづつ付いてきます。行動する「意欲」がわいてくるのです。
成功を焦りすぎると、また「恐怖」と「不安」に支配されてしまいます。
焦らず、まずは仕事の基本や基礎訓練に時間を使いましょう。すべては「守・破・離」の考えです。
まずは基礎訓練。迷った時ほど、基本に戻る習慣をもつのです。基礎をしっかり身に付けると、応用がきくようになってきます。
私は人生を選ぶ
「しなければいけない」をやめて「わたしはOOを選ぶ」と念じる
なんだかやる気がしないときは「OOをしなければいけない・・・」と考えています。
「起きて会社に行かなければいけない・・・・」どう考えても、受け身の考え方です。このように考えていると、主体性がどんどんなくなっていき「やる気」がうせてきます。
「しなければいけない」「こうあるべきだ」と考えて自分に強制をしようとすると、楽しさや意欲が減ってしまいます。
これでは、情熱がなくなり、成功からどんどん遠ざかってしまいます。
自分から動けるようになるには、「わたしは00を選ぶ」という言葉に置き換えましょう。
「私は起きて仕事に行くことを選ぶ」
こう考えるだけで、受け身から主体的になります。自分で選んでいるという実感がますので、行動する情熱が少しだけわきます。
否定する言葉ではなく、「選択する言葉」に焦点をあててください。
戦略的グズ克服方法の感想と書評
グズになってしまうのは、「恐怖」と「人の目」が原因であったと本書を読んで気が付きました。
恐怖と人の目に打ちかち、人生にバランスをとると、「生きている実感」がして満足度が上がります。
自分らしく生きる、自然体で生きることが大切だと、改めて実感をしました。
恐怖にかつには、いままでためこんだ、恐怖のイメージを取り除く事とメンタルの強化がかかせません。
一歩踏み出せない場合、ほとんどが「死への恐怖」、「食べられない事への恐怖」が主な原因です。本当に自分らしく生きるには
なによりもまず、「恐怖」を克服する方法を持つことです。
人の目を気にする、世間体、勝手な思い込み。すべての恐怖は人の目を気にする事から発生しています。
恐怖を克服するには、まず自分自身を許しましょう。
行動できない自分、言い返せなかった自分を許してみてください。許せない自分を許すと、行動する勇気が少しづつ持てるようになります。 そして少しづつ行動できるようになってきたら、次は志を持ちましょう。
「何のために」しっかり持って生きれば、根のある人生になります。
いまの社会は「根」を大事にせず、「葉」の部分ばかり教育しています。何のために生きるか?を自分で探さないといけない時代。
日々勉強ですね。
書評:牧宏典
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