瞑想のやり方とは
瞑想の仕方についてです
瞑想とは時間の長さではありません。短い時間でも瞑想は成り立ちます。
瞑想には即効性があるもの、遅効性のもの、ある特定の人にだけ効果があるものなどがありますので注意してください。
吸息観とは
ブッダの呼吸法<数息観>について説明いたします。
数息観は呼吸に意識を集中することによって、精神を安定させて入静の状態に導く基本的な呼吸法の一つです。
「調息」と「調心」を結びつけた呼吸方法のひとつです。
天台宗の開祖、チギの整理した六妙法門(六種の止観法)の最初の段階でもあります。
息を吐くときに、 1 から 10 まで、あるいは 1 から 100 までと数を数えていき、数え終えたら、また 1 から数えるようにします。
・10 から 1 へというように逆に数えていっても良いです
・1から10,次に十から百まで、次に百から千までというように数えていっても良いです
リラックスできる姿勢をとる
よく、つま先を膝に乗せて…なんていうのを見かけますが、辛かったらやらなくて大丈夫です。
寝転がって大の字で瞑想しても構いませ。
猫背になるのはオススメできません。猫背になると、気の循環が滞ってしまいますので、背筋を伸ばして行うようにしましょう。
壁にもたれたり、椅子に座ったりして、なるべく背筋を伸ばした状態で行いましょう。
足の組み方
結跏趺坐(けっかふざ)
まず両方の足を前に伸ばし右の足を持って左のモモの上にのせます。
カカトがお腹につく位深くのせます。
そして、左の足を持って右のモモの上に同じ様に深くのせます。
これで結跏趺坐の完成です。
これも足の組み方のひとつです。本来は自由でかまいません。
手の組み方
法界定印(ほっかいじょういん)
初心者の方はまず法界定印から始めてみて下さい。右の掌を上に向けて下腹部の辺りに持ってきます※指と指の間は閉じて下さい。
左の掌を同じ様に上に向け右の掌の上に重ねます。
この時、真上にピッタリと重ねるのではなく右と左の指が交互になるように重ねて下さい。
右と左の親指の先を触れ合わせ孤形を作ります。
その二本の親指の腹を下に向け下方に並んでいる指と向かい合わせにして楕円形を作れば法界定印の完成です。
これも本当は自由でかまいません。
瞑想をするときの呼吸の仕方とは
瞑想で行う呼吸は腹式呼吸です。そして、口ではなく鼻で呼吸をしましょう。
腹式呼吸が良く分からないという方は横になってみてください。そして、ゆっくりと呼吸してみるのです。 横になっているときは、自然と腹式呼吸になります。
【呼吸の仕方】
1) まずゆっくりと息を吐ききる (はくことから始めてください)
2) 鼻から3秒かけて息を吸う
3) 6秒間息を止める
4) 6秒かけてゆっくり息を鼻から吐ききる
5) (2)〜(4)を繰り返す
呼吸はゆっくり行ってください。
調息の仕方とは
調息は瞑想に入るための準備のひとつです。集中から解放された瞬間に心が「空」になります。
鼻で空気を吸い鼻で吐くことが基本です。特別な場合は鼻吸口呼で行うこともあります。
口で吸う呼吸は喉を傷めるので行いません。
初級レベルでは吐く息をやや長くしてください。
吸気 |
呼気 |
上に伸びる動作の時 |
下に降りる動作の時 |
開く動作の時 |
合わせる動作、収める動作の時 |
後ろへ引く動作、そらせる動作の時 |
前に伸ばす動作、倒す動作の時 |
瞑想によい音とは
瞑想を行うのであれば、森の中が良いです。鳥の鳴き声や、風が木々を揺らす音、小川のせせらぎなどが聞こえる環境がおすすめです。なかなかそういったところにはいけないので、CDなどを使うのがおすすめです。
小川のせせらぎなどが聞こえる
腹式呼吸の効果
腹式呼吸には以下のような効果があります。
横隔膜の上下幅の動きを増加させる。
・1センチ増やすだけで、肺の通気量を250~300ml増加させる。この事により呼吸機能が強まり、血液中の酸素量も増え神経系統の機能も高くなる。
腹腔内の各器官に対する按摩的作用。
胃腸の蠕動運動を高め、消化吸収能力を高める、その結果全身への栄養供給を高め、各器官、組織の機能を強化する。
呼吸についての教え
「人の一吸一呼の関係は些少の事ではない。一吸とは天地の気を自己に帰属させることであり、一呼とは自己の気を天にかえす事である」 梅華問答
「おしなべてはいる気は陰であり、出る気は陽である」聖済総録
呼気は外に向かって広がり、吸気は内に向かって収斂するもの。
「呼とは気を出すことであり、陽は開くものである。吸とは気を入れることであり、陰は閉じるものである。」東医宝鑑
「呼は陽、吸は陰 鼻は陽、口は陰 順呼吸は陰、逆呼吸は陽」
「病気の時は濁気が多くなる。口からなるべくはき出す」
「病気があって陰の気が不足しているとき、順腹式を行う。病気があって、陽の気が不足しているとき、逆腹式を行う」
「清気は陽。陽気は鼻から吸って口から出す」陳運浩先生
「呼吸は深ければ深いほど、吸い込む空気が多い。それを下へ導く。下で固めてしっかりさせる。それから吐き出す。
草木の萌ゆる如く上へ上げ、吸い込んだ経路を上までさかのぼって吐く。そうすれば『天機』が上に『地機』が下に向く。このようにすれば生、逆にすれば死」
■ 参考文献 & 参考URL
数息観 |
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スピリチュアリズム 瞑想のやり方 |
|
人が幸せになるために |
http://mahesvara.seesaa.net/article/369792492.html |
もっといい気分になりたい |
http://i-kibun.com/more-meisou.shtml |
瞑想がもたらす7つの効果 |
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神様からのメッセージ |
■ コラム
自己実現をするには、瞑想がおすすめです。自分をコントロールするために、瞑想を勉強してみてください。
瞑想は自分をコントロールする力を高めてくれます。
by 牧宏典
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