ありのままで生きることが幸せな理由とは
「Being」 と 「Doing」 という言葉があります。
一人の人を見る時、神さまから与えられたいのちそのものとして見る時と、 その人がこの世で担う役割や属性から見る場合との違いです。
子供がいた場合、「子供がいる」「生きている」ただそれだけがビーイングです。
はじめは生まれてきてくれただけでありがとう、と感謝したはずです。
しかし、成長をしてくると、だんだん、子供が「した事」によって、子供を評価するようになります。
「いたずら」をすると怒り、成績が悪いとほめる。
さらにいけない事に、成績が悪いとがっかりした態度を取ります。
こういう親に育てられると、子供は「自分自身の存在」「ありのままの存在」を否定するようになります。
子供は
「ぼくの成績が悪いから、親が困っているんだ・・・」
「親が愛してくれないのは、私が悪い成績だからだ・・・」
などと思うようになります。
このように、親の態度ひとつで、「自分のことを受けいれられない」という子供が出来上がります。
Doingで生きると不幸になる
「Doing」つまり、自分のやったことや、成したことにばかり目を向けていると、いつまでたっても幸せにはなりません。
「Doing」は他人の評価をもとにした幸せだからです。
お金持ちになったから、大きな事業を成し遂げたから、いいところに住んでいるから・・・
他人の目を気にして、賞賛されるために行動をしている人は、いつの日か「燃え尽き症候群」になります・・・
これは、もともとの動機がおかしいためになる病気です。
努力の理由が、「他人に認められるため」になっています。そのため、どんなに物質的に成功しても幸せを感じません
成功すればするほど、今の成功を失う恐怖のために、さらに働き続けたりします。
内面の弱さを隠して生きているために起こってしまう病気なのです。
この状態を続けると、どんどん自分自身に対して価値を持てなくなります。本来は「ありのままの、あなたで生きる」ことが幸せなはずなのに、心の弱さに蓋をして威張っているだけの愚か者になっています。
Beingで生きる決意をする
誰かの評価を気にして生きる事は、自分の人生を放棄した事と同じです。
あなたは、あなたのままで十分に価値があります。
他の誰かのようにふるまい、ほかの誰かになる必要はありません。
あなたは、あなたのままでいいのです。
あなたは、祝福されて生まれてきました。だから恐れずに自分を表現すればいいのです。
あなたが自分を表現すれば、それに共感する人が現れます
その人と共に生きればいいのです。
無理をし恐れ、不安のまま、今の人生を続ける必要はありません。
あなたは、いまのままで十分素晴らしいのです。
あなたが生きているだけで、幸せになる人がいるのだから。
少し詩のように書いてみました。ありのままで生きる事を決意しましょう。幸せは、何かになることではありません。
自分らしく生きることが「しあわせ」なのです。
野口さんの講演
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