時間がたつほど
シミがついてから時間が経てば経つほど取れにくくなります。だからこそ、シミがついたらすぐに落とす!それがとっても大切!
シミ抜きには、そのシミに合った色々な方法があり、判断を間違うとよけいに取れなくなることもあります。
正しい処理方法でシミ抜きをおこなうことが必要となります。だから何も知らずにシミ抜きを「エイヤ」と思い切った事をするのは禁物です。
あせらずに、じっくり染み抜きを行うのがポイントです。
家庭でシミ抜きをする場合、大切なこと・・・・
それは、何のシミがついたと言う事以上に、どの衣類(繊維)についたかということが大切です。
レーヨン素材など基本的には水洗いに適さない服、染色が弱く色が落ちてしまいやすい服、またシルクなどデリケートな素材で
繊維に傷が付きやすい服など本当に家庭でシミ抜きをして大丈夫か、よく見極めるようにして下さい。
きちんと洗濯マークを確認してください。
例えば、アルカリを強めてシミ抜きをした場合、シミ抜きが終わった時にアルカリ(シミ抜き剤)を衣類に残したままではなく、
中和し濯がないといけませんが、その衣類が水では洗えない場合、濯ぎが十分に出来ないこともあります。
プロのクリーニング店でも、衣類の種類により染み抜きができない場合があります。
シミ抜きを始める前に衣類の素材の特性を知ることが、シミ抜きのポイントとなります。
染み抜きの基本
染み抜き処理で、気をつけることは、絶対にこすってはいけません。
こすると、衣類の繊維にスレなどが発生してしまいます。
こうなるとプロのクリーニング店でも修復することはできません
染み抜きを行う前にテストをしましょう
染み抜き処理を行う前には、必ず目立たない所でテストをして下さい。
染み抜き処理で衣類により、色落ちや色ハゲ、スレなどが発生する可能性があるからです。
プロの染み抜き自慢のクリーニング店ほど、染み抜き前にテストを徹底しています
シミの構造を理解する
シミの構造は、一番外側に油性のシミの場合が多いので、漂白処理などを行う前に
洗剤を使用してこの油性のシミを取り除きます。
漂白処理は、油性のシミを取り除いてから処理します。
漂白処理でシミが落ちない場合は、もう一度はじめから油性を取り除く処理を行います。
染み抜きは、油性の汚れを落とせるかがポイントになります
家庭での染み抜きで用意するもの
プロのクリーニング屋さんは、専用の染み抜き剤や薬剤を使用しています。
プロの染み抜き剤と同じモノは、ご家庭では手に入りません。でも、ご家庭で手に入るモノで、それに近いもので代用できます。
洗剤は、台所洗剤又は無蛍光の液体洗剤
染み抜きで使用する洗剤は、液体洗剤を使用します。粉末洗剤は使い難いので×。洗濯用液体洗剤は、無蛍光洗剤を使用して下さい。
漂白剤は、消毒液(オキシドール)又は、市販の液体酸素系漂白剤
塩素系、還元漂白剤は白物のみです。
ほとんどの染み抜きは酸素系漂白剤で十分です。プロのクリーニング屋さんもほとんどの染み抜きに酸素系漂白剤を使用しています。
pH値が高くなりアルカリが強くなれば、一般的な汚れは落ちやすくなります。
アルカリが強くなると、肌に良くないだけでなく、衣類の染色が負けてしまう場合もあります。だから取り扱いには十分に注意が必要です。
(ここで言う一般的な汚れとは、皮脂汚れや泥汚れなどを意味しています)