上司のすごいしかけ
社員を「やる気」にさせる20の「シンプルなしかけ」
著者: 白潟 敏朗
出版: 中経出版
身につく: マネジメント
悩みの解決: 部下の育成 組織作り
こんな人に: 経営者 マネージャー 起業家 ベンチャー
スタッフをやる気にさせるしかけを作ろう!!
組織の悩みと言えば、人を育成することだと思います。
スタッフのやる気が感じられない・・・
何をやっても動いてくれない・・・なんて思っていたら、ぜひこの本を読んでみてください。
人を動かそうとしても、動かない理由とは?
人は、自分から動きたい!!と思わない限り動きません。
社員をやる気にさせるために書かれて本はたくさんありますが、「自分から動きたい!!」と思わない限り
やる気にはならないのが現実です。
給料やポストを与えればやる気になると言うのは、残念ながら間違いです。
給料などはもらっているうちに、慣れてきてしまいます・・・
そういった人も中にはいますが、大多数はそれでは動きません・・・
社員・スタッフの幸せとは?
・社内に尊敬できる人がいる事
・自分の存在意義を認めてくれる事
ということが、スタッフの幸せにつながっていきます。人を動かすには、結局のところ
「人望があるか?」という事につきます。
「一番大切な事は、人の動かし方ではなく、人望があるかどうか?」という事なのです。
ということは、人望があればいいだけです。
やりたい事をやろう
社長や上司が、社員に対して「やりたい事をやろう!!」と常に言い続けましょう。
みんなが何をやりたいのか?アンケートを取りましょう。
その後、やりたい事を全員にオープンにしましょう。
そしてみんなで誰が何をやっていいのか?決めましょう。
このようにすると、公平になります。
グーグルや3Mなどでは業務の10%を好きな事に当てていいルールを作っています。
自発的にやりたい事をやるので、「やらされている感」がありません。
「やらされている感」がないので、自分から楽しく動くようになります。これが企業を成長させる原動力になります。
新しいアイデアや革新は、イヤイヤやっている人からは生まれてきません。
お笑い会議をしよう
会議はむすっとした顔でやっても意味がありません。
楽しくやるからこそ、よいアイデアが生まれてくるのです。
会議は5〜7人までにしましょう。必ず女性を入れてください。他のメンバーのやる気につながります。
誰かの発言に、ツッコミを入れましょう。
「なんでやねん」となるように、面白い発言をして場を盛り上げるようにしましょう
この会議には以下の人は入れてはいけません。
・後ろ向きな人
・人の意見を否定する人
・自分を天才だと思う人
・なんでも1番じゃないと気が済まない人
このような人がいると、会議が壊れます。絶対に中に入れないようにしましょう。
「すごいしかけ」の考察
人をやる気にさせるには、ある程度テクニックが必要になります
テクニックをやって行く中で、人格が磨かれていくようです。
しかし、この本は人事の評価制度が整っている会社などに効果がある方法だと感じます。
評価制度などが整っていない状態でこれをやると、うまくいかない可能性があります。
まずは評価制度、マニュアルの整備などを進め、その後にこの本にかかれている仕掛けをやると効果が抜群に上がると思います!!
書評:牧宏典
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