課題と問題点
マーケティングとはそもそも、なんですか?本当に必要ですか?
業種: キャンプ場
目次 |
1.マーケティングとは?
新しい市場を作り出す手法
マーケティングは、市場を作り出す行為、行動の事です。いまある市場に、いかにして売るか?を考える手法ではありません。
そんな事を言うと、「いやいや、市場がある場所を探して、そこに広告を投入する事だよ。 お客様を見つけ出す行為だよ!!」
などなど
人や会社によって定義はイロイロありますが、マーケティングは市場を作り出し、顧客を感動させ、おひねりをもらう行為です。
前回は、マーケティングの定義について説明をしました。
今回は、「キャンプ場」をテーマにして、マーケティングについて勉強をしてみましょう。
ちなみに、キャンプにしたのは、わたしが興味にがあるからです^^
・市場を作る事が大事 ・広告勝負だと、大きい企業に負ける |
2.マーケティングの重要性とは?
情報があふれているからこそ
日本もアメリカも市場は成熟しきっています。「モノ」も「情報」も、あふれすぎてている状態です。
カンタンに言うと、生活必需品はそろっています。
さらに、品質もかなり向上していて、100円均一にいくと、驚くほど安い金額で商品が購入できます。
ネット上でも、リアルでも「もう、お腹いっぱい」と言うほど、商品、サービス、情報があふれているわけです。
つまり、今の時代、本当に必要な商品やサービスというのは、本当にわずかだといえます。
・必要な商品はない ・欲しいと思ってもらう必要がある ・情報はあふれている |
3.欲しがらない若者
ほしいモノが少ない
生きていくために必要なのは「食べ物」ですが、食べ物がなくて困っている・・・
という人をあまり見かけないと思います。
むしろ、欲しい物を探す方が、大変なくらいです。これが、昭和の時代と、今が違う所です。
長引く不況と、日本の金利政策が悪すぎて、若者は所有からシェアへと舵を切っています。
所有ができないのであれば、別に買わなければよい。
という価値観に変化したのです。
これはある意味、生存本能がなせる技であり、若者の意識の変化ともいえるわけです。
意識が変化すれば、それだけ市場も変わります。
・必需品はすでに持っている ・若者は欲しがらない ・欲しいモノは、みんな同じ |
4.買わない人に売る
不必要なものを買ってもらう
いまの時代は、必要のないものを買ってもらう。というのがまず、大前提になってきます。
モノがあふれすぎているからです。
すでに、モノを所有することで、優越感にひたる。などの価値観は古くなっています。
ベンツに乗らなくても良いのです。
普通で特徴のない、つまらない商品は、すでに大手ブランドが入り込んでいて、いきなり2倍売れる事はありません。
マーケティングを行う場合、この「モノがあふれている」という前提があったうえで,マーケティングを考えていく必要があります。
だからこそ、市場を作り出す事が大事になってきます。
オリジナルの市場を自分で作り出す事が大事なわけです^^
5.ここでしかないを売る
北海道の限定アイス
アイスクリームでは響きませんが、北海道のアンテナショップがやっている、「生・ソフトクリーム」であれば、食べてみたいな!!となる時代です。
さらに大事なのが、立地です。ネットで販売をしていなく、特殊な機械を使って、北海道まで行かないと食べる事ができない・・・
としたらどうでしょうか? わざわざ情報を検索して食べに行きたくなるのです。
この時代に、選ばれ生き残っていくには、数多くある「競合製品」「競合サービス」と、何が違うのか?
・どんなメリットがあるのか? ・どんな解決策があるのか? ・利用したら、どんな気持ちになるのか? |
を、分かりやすく伝える必要性があります。
大手の会社でない場合、値段が安いだけでは売れません。安いのなんて当たり前の時代なのです。付加価値をつくるには、そこでしか出来ない体験を付け加える事が有効です。
出典:軽井沢スイートグラス
軽井沢スイートグラスという、関東で1番人気のキャンプ場は、施設や設備で「差別化」をしています。
他のキャンプ場と違い、設備をキレイにして、女性客を取り込み、子供を取り込んでいます。
出典:軽井沢スイートグラス
子供が楽しめるだけでなく、女性も楽しめる空間、非日常と日常をつなぐ施設を作っています。
人気のログハウスなどは、長い時期で6ヶ月~1年待ちとなっています。
分かりやすい差別化が必要 女性に喜ばれる 体験価値を向上させる |
6.ザ ファームキャンプ場
グランピングで差別化
キャンプよりも、ちょっとおしゃれな「グランピング」という物があります。
これは、キャンプ場は虫がいるし、汚いからいやだ・・・不便だから、ちょっと・・・という女性にもオススメの宿泊施設です。
テントの中に、ソファーや棚、家のように快適にする事で自然も味わえて、非日常感も楽しめるようになっています。作ったのは、千葉にある農業法人。
会員制の貸農園、農業体験ができる施設も併設されています。
出典:ザ・ファーム
都会の子供は、虫や自然にふれあう機械が減っていてカブトムシは買うもの・・・と思っている人もいるくらいです。自然と触れ合うと、「情緒」が安定した、バランスのよい大人に成長できます。
出典:ザ ファームキャンプ場
さらに、宿泊した人は、温泉「かりんの湯」を無料で入れるなど子供だけでなく、大人も楽しめる施設を作っています。
施設には、露天風呂、内湯、フィンランド式ドライサウナ、仮眠室、ボディケアルームなどが用意されています。
これからの時代は、大人から子供も楽しむことができ、さらに、女性のお客様を呼べる清潔感などが大事になります。
- ここでしかできな体験をつくる
- 新しい体験をつけくわえる
- 女性が行きたいと思うか?
まとめ
感情をゆさぶる事
モノがあふれすぎている時代、さらに情報や価格にもカンタンにアクセスできます。
比較がカンタンになると、大事なのが付加価値です。
そして、付加価値はマーケティングによって作り出す事ができます。
人の感情を揺さぶるにはどうしたらいいか?がこれからのテーマです。ヒントは「体験」「物語」です。
ディズニーランド、ナイキがなぜ強いのか?なぜ株価が下がらないのか?
考えてみると良いと思います^^
牧宏典
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差別化の他にも、物語をつくる。という手法もあります。
次回は、物語についてご紹介するかも?しれません。最後まで読んでいただき、ありがとうございました。